医局日記

【現管理人より】~最終日、ご挨拶~【次期管理人へ】

【最後に記事まとめポータル】
【上半期まとめ】~4月から9月~
【まとめ】~10月~
【まとめ】~11月~
【まとめ】~12月~
【まとめ】~1月~
【まとめ】~2月~
【まとめ】~3月~【&雑記系記事まとめ】
【医学系記事まとめ】
【教授の音楽療法シリーズ】計21回
【過去の医局日誌まとめ】2013年~2019年

以上。約320記事(残りはコジマ先生)を書きました。


「医局日記を毎日更新する」という暴挙に出た1年間。
皆さま、お付き合いいただき、ありがとうございました。

例年、主な日記の記事といえば学会発表(と、その帰りの打ち上げ)、勧誘会、忘年会、だったようです。今年はCOVID-19感染予防のため会食が出来ず、学会すらリモートになったためどうなることか…と思いきや、何も無くてもネタを仕入れて勝手に語り出す、という癖のある私にとっては全く問題なかった。

(`・ω・)「キジローちゃんも読んでくれてるらしいよ!」
(´-ω-)「業績のページの更新、お願いしますね」
(`〇-〇)「もしかしてこの記事、僕の事書いたんかい」
(`・v・)「患者さんの中でも、読んでくれている方が居ると聞きました」
(´=ω=)「ごめん全然読んでない」

(^0^)「また日記書きたくなってきた」
( `-ω)「前々管理人の正体は…」
(σ‿ σ)「興味ないです」

など様々な反響があり、励みとなりました。

準オフィシャルなサイトですので、あんまり個人の色で染め過ぎるわけにいかず、かといって堅苦しい情報発信だけでは面白みが無いし…と苦悩しながらの投稿でした。(の割には4月当初から攻めてたけど。)

時には患者さん向けの内容を含めつつ、医療従事者からそうでない人まで平等に楽しんで頂ける、一緒に勉強できる内容…を目指しました。自身も勉強を重ね、ネタを集め、時には下書きまで準備しつつもギリギリまで投稿を悩み、ボツにしたりの毎日。なるべく記事・ネタを書き貯めようとしたのですが、ストックが尽きて焦った時もありました。

日記を書く習慣を通して「普段見過ごしていたことに注目する」「ポジティブな表現を用いる」練習になり、これが意外にも日々の臨床に役立ちました。精神科医には「良いこと」「できること」探しのスキルが求められますので。私自身、この役割を与えられたことが医師として成長する切っ掛けになったと思い、感謝しております。

長くなりましたが、1年間の医局日記、これにて完結。
以上をもって、終わりの挨拶とさせていただきます。




【おまけ】

(`・ω・)「先日の日記の佐賀ネタ、よく書けてましたね!医局長くん読んだ?」
(´=ω=)「ふぇ」
(`・ω・)「君が主役みたいな記事なんだから勿体ない!ぜひ読んでよ」
(´=ω=)「はーい」

(´=ω=)「そういえば君は日記係だったよね。来年担当になる先生に、引き継ぎ準備できた?」
(・ω・)この通り、資料を作っておきました!
(´=ω=)「おー、それなら安心。ありがとう」
(・ω・)いえいえお安い御用です





乗りものニュース フレアってなに? 軍用機がばらまく光るアレ より画像

(・ω・)かかったな!それは表向き、囮の資料だッ

(・ω・)只今より、本物の引き継ぎを始める!


【佐賀大学精神科医局 ホームページ管理引き継ぎ】

次の管理人さん先生侍史
平素より大変お世話になっております。以下、引き継ぎとなります。


①意見・要望・更新部分の調査。

教授、准教授に「研究」「業績」に関する更新情報が無いか?
医局長に、「入局案内」に関する更新情報が無いか?
適宜、確認お願いします。
十分に意見が集まってから作業開始すると良いでしょう。


②サーバーへのログイン方法

サーバーログイン用のパスワードか?欲しけりゃくれてやる。
探せ!管理人権限のすべてを、医局のパソコンが置いてある机の●番目の引き出しに置いてきた!
(わからなかったら医局秘書さんかリエゾン医長(元管理人)に聞いてください。)


③サーバーの管理、更新方法

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ホームページサーバーの仕組みの図。
アカウント・パスワードは2種類あるのだが、管理サーバー用は業者さんが使うものです。
ホームページ管理人は、水色の点線で囲った方だけ知っていれば十分です。

・医局日記
自力での更新は、この医局日記だけに止めておこう。他は原則、業者さんに依頼して下さい
誰でも簡単に日記を管理できるソフトが導入されているので、やれば直ぐ分かる。自分で画像をアップロードすることもできるし、他のwebサイトの画像を流用することも出来る。(いらすとやの画像を使いまくった私。)実は動画とかも貼り付けできるらしい。私はそこまで試せなかったが。
※注:予約投稿機能もあるのだが、なぜかサーバー時間が日本時間よりも―7時間遅れている。翌日の朝8時に記事を公開する場合、「朝1時公開」にセットする必要があるぞ。

・メインページ(教授挨拶とか業績とか)
更新・加筆にはhtmlの理解が求められる。自力で出来ないこともないが…
20210331_02
この画面見て「なんだ、簡単そうだな」と感じたなら大丈夫だ。好きに更新せい。
そうでなければ下手に書き換えず、業者さんに任せよう。

・トップページ、メインページ写真データ
FTPの知識が求められ、サーバーに直接アクセスするソフト等が必要になる。
これも原則、業者さんに任せるべきだ。

Digital Marketing blog 【初心者向け】FTPとは?仕組みから利用方法まで解説!


④管理業者さんへのコンタクト、依頼

年に1回で良いので、ホームページのサーバーを管理している業者さんに連絡をとろう。
連絡先は医局秘書さんが知ってます。これまでの依頼内容・領収書も保管されてますので是非参考に。
ちなみに前年度は11~12月頃に連絡し、修正依頼内容の打ち合わせを開始しました。
(感染対策でなかなか会えない分、メールでのやり取りが大変でした…)


⑤(余った時間で)医局日記の更新

毎日更新した私の真似はしなくて良いです。
これまで例年、1年で10記事くらいでした。月に1回書けば十分だと思うよ。うん。


⑥やり残した宿題

【お知らせ】~メインページ更新、と今後の課題~ 2021.02.09
にて、前年度の更新箇所と、更新し忘れた箇所をまとめて書きました。
外来・病棟の写真を更新しようと思いつつ、遂に間に合いませんでした。
あとは任せた。


以上です。今後とも医局ホームページを何卒宜しくお願い申し上げます。
次期管理人である先生のセンスに、期待しております(・ω・)

【まとめ】~3月 & 1年間の雑記、総まとめ~

まずは3月記事のまとめ、振り返りから。


医学系

【医局会】~例のワクチン~ 2021.03.01
【精神医学】~解離性障害について~
2021.03.02
【精神症候学】~防衛機制~ 2021.03.04
【精神医学】~精神の発達① 乳児から学童期まで~ 2021.03.05
【精神医学】~精神の発達② 思春期から老年期~ 2021.03.10
【精神保健福祉】~ひきこもり、とは~ 2021.03.11
【精神療法】~認知行動療法(CBT)、ざっくり紹介~ 2021.03.12
【速報】~第115回医師国家試験、結果発表~ 2021.03.16
【勉強会】~門司先生によるwebセミナー~【の舞台裏とか】 2021.03.17
【精神医学】~性同一性障害、性的マイノリティ~ 2021.03.18
【精神医学】~統合失調症~ 2021.03.19
【精神・神経医学】~認知症の鑑別疾患~ 2021.03.23
【まとめ】~医学系の記事まとめ~【振り返り】 2021.03.26


雑記

【雑記】~おすすめ漫画~ 2021.03.07
【医局会】~指定医、専門医を目指そう~ 2021.03.08
【日記】~片付け中に発掘したもの(私物)~ 2021.03.09
【雑記】~曇りの日、洗車しよう~ 2021.03.14
【医局会】~あんまり話題なし~【あと雑談ネタ】 2021.03.15
【雑記】~日記ボツ企画まとめ~ 2021.03.21
【医局会】~web講習会受けよう~【雑記】~異動~ 2021.03.22
【医局雑談集】~黒棒、パソコン、クラウド、佐賀~ 2021.03.24
【雑記】~自分語り、振り返り~ 2021.03.28
【医局会】~旅立ちの挨拶~【祝・開業】 2021.03.29


コジマネタ

(短期集中企画⑦)2020五島つばきマラソン(後編) 2021.03.06
4月からに備えて 2021.03.13
マキシマリスト(笑)の断捨離 2021.03.20
言葉の選び方(後編)+年度末雑記 2021.03.27


教授の音楽療法

【教授の音楽療法】~歌うギタリスト~ 2021.03.03
【教授の音楽療法・最終回】~歌う〇〇~【総集編】 2021.03.25


3月の自己評価

・まだ扱っていない精神医学ジャンルをカバー → それなりに書けた。
・まとめ系、記事の整理 → 医学系の記事まとめ、完了。


【おまけ】
~せっかくだから雑記系の記事も振り返ってみる~

せっかく書いたし。
月ごとに雑記系の記事、どんな流れだったかまとめてみよう。

4月
開幕早々に下品なネタをぶち込む。元ネタ知らない人には意味不明な画像を仕込む等、既にやりたい放題が始まっていた。後は燃費自慢とかゲーム紹介とか。と同時にCOVID-19流行による影響等、それなりに真面目な情報発信も。

5月
車ネタとかゲームネタとか相変わらず自重を知らぬ更新が続く一方で、研究カッチーくんなど、佐賀大学に所属する人間であるという自覚を持ち始めた。あと某医員(´_ ゝ`)の企画によりテレワーク飲み会が実現。前管理人であるコジマ先生も投稿再開

6月
他大学のホームページ偵察佐賀県ご当地キャラなど、情報収集・まとめにハマり出す。宇宙ネタへの情熱が暴走し始める。教授の音楽療法シリーズが開幕。医学系の記事を書く際の本気度が徐々に高まり、それに釣られて雑記系もボリュームが増していった。


7月
医学系記事を重視し始める一方、雑記系は数学ネタ科学ネタExcel講座歴史ネタ病棟医長(`〇-〇)ネタ、など、どんどん節操が無くなっていく。

8月
遂に惑星間航行の計算式まで。パソコンネタGeekネタなど、もはやオタクであることを隠す気が全く無い。ただし「雑記であっても精神医学に関連付けたい」という気持ちも芽生え、”とらわれない”剣術の記事などにそれが表れ始めた。医局ではリモート食事会2回目開催。

9月
夏の熱気にやられたのか「やっぱり好き放題書いてしまえ!」と退行。剣術ネタ宇宙ネタが続く。教授の音楽療法も投稿数4回で最多の月となった。影響を受け、佐賀民謡ネタも書いたりした。


10月
上半期まとめ記事を書いた。「医学系記事の割合50%」ノルマを課し、以後は相対的に雑記の割合が減り始める。原子力防災スイングバイギタリストまとめとか、雑記書くにも気合が過熱。仕事終わってからじっくり書くのが習慣となり、「あれ、残業?」と声を掛けられることが多くなった。

11月
外来の引っ越し・曜日変更が決まった時期。「精神医学全ジャンル制覇」を意識し始め、論文、教科書を読み漁る日々が続く。一方、隙あらば医局会の業務連絡に混ぜてゲーム紹介を書くなど、溢れる欲求を抑えきれなかった。

12月
過去7年間の医局日記まとめ大掃除ネタ神社参拝、などから漂う年末感。あとプカプカ浮かび始めた気球もネタに。


1月
教授が冬山から生還。外来曜日が変更となったことで、医局会で全員集まる日が少なくなり、映画ネタVRネタなど雑談系の記事で埋め始める。記事を書くための勉強・ネタ集めが徐々に単純作業化していることを反省。もっと私見、体験談を含めようと意識し始め、性格分類ネタとか書いてみた。

2月
ホームページのメインコンテンツ更新完了履歴書ネタ開業など、もうすぐ今年度も終わるんだなぁ、という空気…の中で、書き貯めといた相対性理論当直室ネタ人工知能ネタ、などを容赦なく投下。

3月
そして今月。最後ということで雑記の割合が少し増えた。そして、せっかくだから当記事を書いて現在に至る。


【もう一押しオマケ】
~今年のイチオシ写真~

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【医局会】~停電~ 2020.10.14

今年度あんまり写真を撮らなった私が唯一、角度にこだわって撮った一枚です。


以上。明日でラスト。

【医局会】~旅立ちの挨拶~【祝・開業】

(・ω・)今日が今年度…最後の医局会ですね!
(´=ω=)「あ、今日医局会無いでーす」

(┐「ε:)ズコー

(´=ω=)「新年度からは木曜日が医局会になるんで。今週木曜日からスタートなんです」
(`・ω・)「でも、せっかくですから異動の先生方にご挨拶いただきましょう!」


~旅立ちの挨拶~

(σ‿ σ)「1年間お世話になりましたー」
(σ‿ σ)「次の勤務先やや遠いので、車の運転が不安です。事故に気を付けてまいります」

(´_ ゝ`)「お世話になりました」
(´_ ゝ`)「指定医の審査が終わりましたので、次は専門医試験を目指して頑張ります」

( `-ω)「お世話になりました」
( `-ω)「研究のため時々戻ってきますんで。ご指導お願いします」

(・ω・)お世話になりました!
(・ω・)教授の音楽療法シリーズを続けられるよう、次期ホームページ管理人に期待してます!


~祝・開業~

(`・ω・)「野上先生、いままで大変ご苦労様でした!」

(`^ω^)「お世話になりました!かねてより予告、宣伝していましたが私…」
(`^ω^)「4月より開業します!」

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(`・ω・)つ \花束/ ⊂(^ω^´)

(`^ω^)「開業を決心した理由のひとつが、発達障害の方々の”診断待機”問題の解決に役立ちたい、という気持ちです」

※解説 ~診断待機問題~


障害児・発達障害者支援施策 – 厚生労働省(pdf)

2016年の発達障害者支援法改正で、発達障害のある人が社会生活を営む上で直面する不利益は、本人ではなく社会の責任であるという考えになりました。そのためにも、早めに診断し、早めの対策が求められる…ハズなのですが、発達障害の専門家は意外と少ないという事実。総務省から「予約待ちになっている人が大勢居るじゃないか!どげんかせい」との指摘を受けています。これが”診断待機問題”です。

(`^ω^)「お困りの方々のために、私のクリニックがお役に立てれば…ッ!」


~医局員としての日々~

(`^ω^)「そもそも私、ちょっと変わった経歴の持ち主でして、正式に”佐賀大学の医局員”…と言えるのかどうか?よく分からない部分もありましたが」
(`^ω^)「そんな私を温かく迎え入れ、ご指導いただき、協力いただき、本当に嬉しかったです」
(`^ω^)「思い返せば私が初めて佐賀大学で働き始めた年は、確か國武先生が医局長だった時期でした」


精神神経科のホームページを公開しました。宜しくお願いします。 2013年04月9日 より

(`〇-〇)「もう10年近く…随分経ちましたねー」

(`^ω^)「私にとって佐賀大学精神科は、間違いなく母体と言える存在です!」
(`^ω^)「私自身、まだまだ臨床家として学ぶべき点は多いと思います。これからも是非ご協力お願いします!」

(`・ω・)「先生のご活躍、応援しております!!」

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(`^ω^)「お世話になりました!」

「「「野上先生、お疲れ様でしたー!」」」パチパチパチ

(^0^)「あ、一応換気しときますねー」



先輩からのメッセージ 野上 耕二郎 平成27年4月 より



【おまけ】~野上先生の経歴~


こころと発達のひまわりクリニック

・厚生省入省
佐賀県転籍 各保健所長 歴任
佐賀県精神保健福祉センター 所長
佐賀県療育支援センター医務監
・社会医療系専門医・指導医
・認定産業医
・佐賀県DPAT(災害時精神科救急チーム)統括者

などなど…凄い。

行政に長く携わってきた医療人だからこそ、今、社会に求められているもの、これから求められるものを理解されているのでしょう。
(・ω・)私もいつか、野上先生みたいなビッグな先輩になってみたい…ッ!


以上。

【雑記】~自分語り、振り返り~

私の大学病院での日々を、内観療法方式で振り返る。


していただいたこと。

先輩方に、助けられ続けました。

正直、大学病院の業務はキツい。キツかった。(_ _;)

他科との連携では、それなりに他科の知識も求められる。

他院・施設との連携では、広いコネクション、地理の把握も求められる。

どうしたら良いか分からない、という場面に何度も遭遇したが、その都度、先輩方に助けられました。

(´・∀・)「後は僕に任せて!」
(`〇-〇)「当直明けだったよね。無理せず休んで良いよ」
(`・v・)「この本、ぜひ読んで勉強してみて」

激務の中でも、後輩である私に優しく、的確に指導していただけた先生方。ありがとうございました!



して返したこと。

勉強した。学んだこと、教わったことを、同輩や後輩たちにも伝えていけるように。

貸していただいた本、論文をしっかり読み、勉強会に誘われれば参加し、がんばって食らいついていった。

あと、症例データベースを作った。研究の役に立つ、我ながら会心の出来栄えである。

勿論このホームページを通して、情報発信につとめた。

与えられた仕事をこなすだけでなく、プラスアルファのお返しができるよう、頑張ったぞ。



迷惑をかけたこと

声が大き過ぎた。

(・ω・)こうした方が良いと思います!
(・ω・)もっと詳しく聞かせていただこう!
(・ω・)是非これを導入しましょう!
(・ω・)異議あり!

と、何でも首を突っ込み意見をぶっこむ癖があり、先輩、後輩、看護師さん、何より患者様、そのご家族を、困惑させてしまったと思います。申し訳ありませんでした。



今後のこと。

やり残した事がいっぱいあるけれど…一番は「研究」。

いつまでも知識や技術を他者から与えられてばかりでは、一人前とは言えない。

自ら道を切り拓いてこそ、お世話になった方々への最大の恩返しとなるだろう。


1年間、本当にお世話になりました。

いつの日か、立派な先輩となって帰ってくるぞ!(・ω・)


多分。

言葉の選び方(後編)+年度末雑記

先日、言葉の選び方についての本を買ったのはいいですが、その後急遽講演会で発表することが決まり、私のジンクスである「当直中に講演会などのスライドを作ろうとすると、その日の当直が忙しくなる」が見事に発動したりして、

早い話がその本をまだ全然読めていません(爆)

そこで言葉の選び方で、私が気を付けていることを少し書き、あとは今年度私の日記としては最後になるので、雑記を書こうと思います。

私も病棟の主治医として、患者さんやご家族への説明はよくするのですが、特に今年度になってから、言葉の選び方にはかなり気を遣うようになりました。

例えば「発達障害の検査をしたい」を「検査で特徴を見たい」と言うなど。病気の説明をするのにどうしてもの場合を除いて、なるべくネガティブな言葉は使わないようにはしているつもりです。

どの言葉を選ぶか面談中に考えすぎて言葉が止まった時に、相手の人に「いえいえ先生の言いたいことは分かりますよ」と言われたことも1、2回ありますが…。

あと、言葉の選び方とは少し違いますが、入局したての頃は入院時の説明の際に最初から入院の目的に入ることが多かった記憶がありますが、今は5~10分ほど話をしてから本題に入るようにしています。初対面でいきなり本題に入るのはよろしくないと思って。

というわけで、入局してから5年間で、私の診察や面談のスタイルもずいぶん変わったと思いますが、これから外来でより多くの患者さんと接していく中で、また変わっていくことでしょう。

あとはいくつか雑記を。

①桜が満開になった

ダム=桜の名所という等式はかなり当てはまっていると思います。私の外勤先近くのダムでも、今週桜が満開を迎えました。

DSC_0775

うちの医局では桜が満開の時に集合写真を撮るのが恒例行事になっていますが、去年はコロナ渦の混乱の中で結局取らずじまい、今年は撮る時間はあるのでしょうか!?

②パソコンを買い換えた

医局用のパソコンが明らかに動作が重くなったので買い換えました。自宅用のパソコンは末期症状を呈していたのに放置していたら、旅行中に孤独死(爆)したので、同じ轍を踏まないようにと。

2年前の製品をメンテナンスした中古品ですが、管理人の先生が前々から力説しているように、HDDがSSDになっただけでも全然違う。これで4万切りますからね。

今までのパソコンは入局直後に買ったのでそろそろ潮時でしょう。お疲れさまでした。


さて、今回が今の管理人先生の下での私のラスト日記となります。

私にとっては何回かサボったとはいえ、週1回のペースでほぼ1年書き続けてこられただけでも奇跡的です。

1年間お付き合いいただきありがとうございました。

ただ、何回か言ってるように私は4月以降も大学に残るので、今後も何らかの形で日記を書ければと思います。

【まとめ】~医学系の記事まとめ~【振り返り】

総括、振り返りは最後に。


医学一般

看護の日 ~国際看護師の日~ 2020.05.12
【学生、研修医向け】何科に入る? 2020.07.19

検査…感度と特異度についての復習 2020.04.27
【数学ネタ】その3【肥前セミナー】~統計学~ 2020.07.13
【一般医学】~お薬、治験とは~ 2020.11.09

肥満外科について 2020.07.24
【勉強会】~漢方薬について~ 2020.08.03
【手の外傷】~初期対応などを中心に~ 10.23
【お客様に】「お医者さんはいらっしゃいませんか?!」 2020.11.23
【院内研修】~医療用ガス、感染症~【医療安全】 2020.12.02
【災害医療】~災害の種類まとめ~ 2021.01.14


雑誌・論文紹介

【医局員各位】精神保健指定医の新規申請者へ 2020.04.21

精神科おすすめ教科書 2020.06.05
(医学雑誌)精神科治療学7月号 ~精神科医とメディア~ 2020.08.21
【雑誌紹介】~臨床精神医学より、若手医師へ~ 10.09
【医学雑誌】~脳科学、functional MRIについて~ 10.11
【雑誌紹介】~自慢の給食メニュー~ 10.27
【雑誌紹介】~公認心理師と精神科医~ 2020.11.26
【雑誌紹介】~精神疾患を描いた漫画~ 2020.12.06
【精神科医に告ぐ】~患者さんを傷つけていませんか?~ 2021.01.06
【雑誌紹介】~精神障害とこだわり~ 2021.01.07
【論文紹介】~先端技術と精神科診断~ 2021.01.13
【雑誌紹介】~多文化共生社会における精神療法~ 2021.01.15
【精神疾患分類】~ICD-11へのアップデートに備える~ 2021.01.19
【雑誌紹介】~稀な精神症状まとめ~ 2021.01.22
【雑誌紹介】~標準的精神科医~ 2021.02.26


精神医学総論

【研修医向け】~紹介状の書き方~ 2020.09.04
【カルテ】~精神科カルテの書き方~
2020.11.13
【精神神経】~脳波検査入門~ 2020.09.25

雲と、芸と、老年期。(本日の医局雑談まとめ) 2020.06.12
【精神医学】~精神の発達① 乳児から学童期まで~ 2021.03.05
【精神医学】~精神の発達② 思春期から老年期~ 2021.03.10

精神所見の書き方 第1回 性格分類など 2020.06.09
【国試ネタ】~精神科の用語 思考編~ 2020.07.27
【精神医学総論】~感情の分類、感情の障害~ 2020.09.08
【精神症候学】~妄想の種類まとめ~ 2020.12.29
【精神症候学】~不安とは~ 2021.01.20
【精神症候学】~防衛機制~ 2021.03.04

【精神医学】~精神保健指定医~ 2020.12.23
【精神医学】~精神科専門医とは~ 2021.02.24
【精神医学】~医療観察法~ 2020.11.05
【精神医学】~病名告知~ 10.06
【抄読会】自殺リスクについて
2020.06.01
【抄読会】社会的隔絶について。 2020.06.22
【精神保健福祉】~ひきこもり、とは~ 2021.03.11
【医療倫理】~同意能力について~ 2020.11.19
【精神医学】~精神科の”入院形態”~ 10.22
【精神科の実際】~精神科の「入院適応」とは~ 2021.02.02
【病棟勉強会】身体的拘束について。 2020.06.25

【精神医学】~日本の精神医学の歴史~ 2020.11.20
【精神医学】~廃れた昔の治療法~ 2021.02.05

【精神医学】~精神科における専攻分野まとめ~ 2021.01.28


診察技法、心理学、精神療法

【心理学ネタ】 第1回 好感を持たれる面接のコツ 2020.05.29
【心理学ネタ】 第2回 説得術 2020.06.04
【心理学ネタ】~IQの調べ方~ 10.19
【心理学】~やる気を出すために~ 2020.11.03
【心理ネタ】~説得術~ 2020.11.08
【雑誌紹介】~”怒り”への対応~ 2020.12.11

【精神医学】~いろいろな精神療法~ 2020.09.18
【精神療法】~アサーション~ 10.02
【教科書?】~神田橋先生、養生のコツ~ 10.04
【精神療法】~支持的精神療法入門~ 2020.12.15
【精神療法】~森田療法(入院編)~ 2020.12.21
【精神療法】~森田療法(外来編・理論)~ 2020.12.22
【精神療法】~音楽療法~ 2021.01.05
【リハビリ】~作業療法(Occupational Therapy)~ 2021.01.12
【書籍紹介】~現代精神分析基礎講座~ 2021.02.17
【書籍紹介】~エリクソンの催眠療法入門~ 2021.02.18
【精神療法】~内観療法~ 2021.02.19
【精神医学】~クライシスプランの勧め~ 2021.02.25
【リラクゼーション法】~自律訓練法、筋弛緩法~ 2021.02.07
【精神療法】~認知行動療法(CBT)、ざっくり紹介~ 2021.03.12


地域連携、社会復帰、リエゾン

【地域連携】~精神科病院・クリニックの選び方~ 2021.02.14
精神科、心療内科の違い 2020.07.02
自立支援医療について解説
2020.07.09
精神科と運転免許 2020.07.17
【精神医学】~リカバリーとは~ 2020.11.16
【就労支援】~就労移行、A型・B型作業所について~ 2021.01.29

【医局会】~リエゾンとは~【医局雑談】「そのお茶は…」 2020.07.29
【精神医学】~リエゾン精神医学~ 2021.02.12
【産婦人科と精神科】~周産期メンタルヘルス~ 2020.11.27
【災害派遣精神医療】~DPATの紹介~ 2020.09.07
【地域連携】~佐賀県の精神科病院まとめ~ 2021.01.30


COVID-19関連

【医療従事者各位】新型コロナウイルス感染症に対応する職員へ 2020.05.01
【精神科医療従事者各位】宮城県における対策、その他 2020.05.08
【コロナ関連】救急部、阪本教授より 2020.05.02
マスクを触るな! 2020.05.09
防護服、着脱訓練受けてきました。 2020.05.11
【新型コロナ関連】青木洋介教授より 2020.08.07
【新型コロナ関連】救急部、阪本教授より 2020.08.14
【雑学ネタ】~オンラインゲームと感染症モデル~ 2021.01.24

新型肺炎と精神科 2020.04.12
【抄読会】筋弛緩法と新型コロナ 2020.06.15
【勉強会】新型コロナウイルスと精神科 2020.07.20
【雑誌紹介】~COVID-19と精神科~ 2020.11.24


認知症、てんかん、器質性疾患

【医局会】せん妄を予防しよう! 2020.07.01
【抄読会】認知症を予防しよう! 2020.07.06
【勉強会】~高齢者の健康、フレイル~ 10.26
【雑誌紹介】~うつ病、認知症と神経炎症~ 2020.12.09
【書籍紹介】~誤作動する脳~ 2021.01.03
【認知症】~認知予備力とは~ 2021.02.04
【精神・神経医学】~認知症の鑑別疾患~ 2021.03.23

【精神薬理】~てんかん発作に関係する向精神薬~ 2020.09.24
【精神神経学】~てんかん重積発作の初期対応~ 2020.09.10

【精神医学】~ステロイド精神病~ 10.20
【感染症】~梅毒による精神症状~ 2020.12.24


依存症

依存症について、”ラットパーク実験”の話。 2020.06.11
【医学雑誌】~大麻について~ 2020.09.11
【精神医学】~アルコール使用障害~ 2020.12.03
【精神医学】~アルコール使用障害の薬物療法~ 2020.12.17


統合失調症

【勉強会】~持効性注射剤(LAI)について~ 2020.08.24
【勉強会】~お薬の”剤形”~ 2020.08.31
【精神医学】~電気けいれん療法~ 2020.12.10
【精神医学】~抗精神病薬、クロザピンとは~ 2020.12.18
【雑誌紹介】~新しめの精神科のお薬についての論文~ 2021.01.08
【精神医学】~統合失調症~ 2021.03.19


気分障害

【精神医学】~抗うつ薬まとめ~ 2020.09.14
【抄読会】Facebookからうつ病発症を予測する 2020.04.13
【医局会】~高齢者のうつ病~ 2020.08.26
【精神医学】~rTMS(反復経頭蓋磁気刺激法)とは~ 10.30
【抄読会】~双極性障害に使うお薬の変遷、アメリカでは~ 10.05
【勉強会】~門司先生によるwebセミナー~【の舞台裏とか】 2021.03.17


神経症、解離性障害

【勉強会】~神経障害性疼痛~【学位発表】~医局長、緊張~ 2020.08.17
【精神医学】~強迫性障害の治療~ 2020.11.12
【精神医学】~適応障害~ 2020.12.08
【精神科のお薬】~抗不安薬について~ 2021.01.21
【精神医学】~解離性障害について~ 2021.03.02


睡眠、生理、嗜好

睡眠について 2020.04.18
睡眠について その2 2020.05.03
睡眠について その3 2020.08.27
【論文紹介】~火星往復シミュレーションと睡眠~ 10.16
【抄読会】睡眠は7時間で【医局会】感染対策 2020.12.07
【精神医学】~睡眠障害まとめ~ 2021.01.27

【精神医学】~摂食障害~ 2021.02.03
【精神科診断】~性嗜好障害まとめ~ 2021.02.16
【精神医学】~性同一性障害、性的マイノリティ~ 2021.03.18


パーソナリティ

【精神医学】~パーソナリティ障害~ 2020.12.04
【精神医学】~オセロ症候群~【と、おまけ】 2021.01.11
【速報】~第115回医師国家試験、結果発表~ 2021.03.16


児童・思春期

【育児、児童精神】~PCIT(親子相互交流療法)~ 2020.08.20
【抄読会】ADHDと睡眠障害 2020.06.08
【精神医学】~ポリヴェーガル理論(神経発達)~ 2020.11.06
【精神医学】~発達障害~ 2021.02.10


医師国家試験シリーズ

第114回医師国家試験、精神科の問題 2020.04.24
【医学生各位】今年の医師国家試験について 2020.07.03
【国試ネタ】~第112回 精神科系の問題~ 2020.11.02
【国試】~第112回、つづき~ 2020.11.10


【まとめ、振り返り】

記事の分類、想像以上に大変でした。
特に複数ジャンルを跨いだ内容とか、どこにカテゴライズすれば良いんだ?と悩んだり。
正直、新規に記事書いた方が気楽だったかもしれない。

振り返って気づいたのが「ジャンル、分野を意識して勉強する」ことの大切さ。
11月15日の日記あたりで気付き始めていたのだが、「全体像を把握しておく」ことで知識は整理しやすくなるんですよね。
インプット、アウトプット、どちらにも役立つし、分野の偏りが見えてくるので苦手・得意を自覚出来る。

…書きたかったけど勉強が間に合わなかったジャンルとしては「うつ病、躁うつ病の総論」「自己免疫性疾患による精神症状」、ボツ記事まとめにも書いた「精神科のお薬の副作用まとめ」「精神科の歴史」「脳解剖」など。もっともっと沢山勉強して記事書いて「佐賀大学精神科の医局日記を毎日読めば国家試験合格間違いなし!」…みたいな一大コンテンツを目指したかったが、私の実力ではここが限界でありました。

次期管理人に期待しよう!(・ω・)
(ハードル上げまくっておけば潜りやすくなるのだ)

以上!

【教授の音楽療法・最終回】~歌う〇〇~【総集編】

(`・ω・)「第20回目となりました。いよいよ最終回です!」
(・ω・)よろしくお願いします!

※3月26日 追記
(・ω・)投稿完了しましたー!最終回ということで総集編に仕上げました!
(`・ω・)「ありがとう!」
(`・ω・)「あれ、前回の記事が抜けてますよ。正しくは今回で第21回目のハズ」
Σ(・ω・)うっかりしてました!訂正します


教授の音楽療法・最終回 第21回 ~歌う〇〇~


前回の「歌うギタリスト」の回でホイットニー・ヒューストンを取り上げました。彼女やその娘さんの悲劇的な死は比較的最近のことなので、ご存知の方も多いと思います。彼女をショービジネスの道に導いた一人は、彼女の叔母であるディオンヌ・ワーウイックでしょう。ハル・デビッドとバート・バカラックの作詞作曲コンビの作った数々の楽曲はアメリカのポピュラー音楽史上に燦然と輝くものであり、ディオンヌ・ワーウイックは彼らの曲の多くをヒットさせました。全て、「昭和」の時代の曲ではありますが、都会的でお洒落という言葉がぴったりなevergreenばかりです。バート・バカラックのメロディー作りは天才的ですが、ハル・デビッドの歌詞も秀逸です。

代表的なものを紹介していきましょう。


1.Alfie

映画「アルフィー」の主題歌。プレイボーイの主人公マイケル・ケインが真の人生の価値を見出すエンディングで流れます。シラ・ブラックが元歌ですが、ここではディオンヌ・ワーウイックの楽曲で。お洒落なメロディーとは対照的な歌詞内容です。

生きるってどういうこと、アルフィー?
今だけ生きられればいいの?
人生でいろんなことを選択していく中で生きていくとは どういうことだと思う?

人に与えたり、人を思いやったりすることよりも
得ることの方が大切?
もしも親切であることは損だと言うのなら
じゃ、人に対して非情であることが賢いのかもしれないわね

でも強者だけに世の中はあるって言うのなら
「自分がされてうれしいことを他の人にもしなさい」って
昔から言われているのは、何故なの?

確かに神様はいるって信じているけれど
それよりもっと大きな存在があるのだと、私は思う
神を信じない人たちですら感じる 大きな存在が


Alfie


2.Walk on by

スタンダードとして多くのミュージシャンが演奏していますが、ここでは「歌うピアニスト」ダイアン・クラルのライブ動画から。月並みですが、まさに「お洒落」ですね。

もし道行く私を見かけ、会うたびに泣き出したら
そのまま黙って行き過ぎて欲しい
涙に気付かない振りをして欲しい
自分一人で悲しみたい
だってあなたに会うたびに落ち込んで泣き出してしまう
そのまま通り過ぎて欲しい
Walk on by (don’t stop)
Just walk on by (don’t stop)


Diana Krall – Walk On By (Live)


3.Raindrops keep fallin’ on my head

映画「明日に向かって撃て」の主題歌 BJトーマスの楽曲
ポール・ニューマンとキャサリン・ロスが一緒に自転車に乗るシーンが印象的です。
幕切れは悲劇的でしたが、まさに「青春映画」でした。

雨粒が降りつづいている、僕の頭の上に
足が長すぎて、ベッドからはみ出るようになにもかにもしっくりこない
だから、僕は太陽に話しかけてみたんだ
そんなやり方は好きじゃないって
仕事中に居眠りするようなもんだよ、真面目に仕事をしろってね

でも、僕には判っていることが一つあるんだ
憂鬱なことがあっても、僕が決してめげることがないってことを
だって、もうすぐ幸せが僕のもとにやってくるから
雨粒が降りつづいている、僕の頭の上に
でも、僕は自由なんだ、何の心配もしてないよ


B. J. Thomas – Raindrops Keep Falling On My Head (with Lyrics)


4. Close to you

拒食症で亡くなったカレン・カーペンターが「歌うドラマー」となっている貴重な動画。
どんな素養・経験からこのような素敵な詩が生まれるのでしょう?
「志村動物園」の志村けんさんの追悼番組のエンディングでも使われていました。


Close to you / 遥かなる影 [日本語訳付き]  カーペンターズ


志村どうぶつ園 特別編(2020年4月4日)ラストending 園長とパンくん「バイバイ、またね」


5.The look of love

007映画「カジノ・ロワイヤル」の主題歌 ダスティ・スプリングスフィールドが元歌ですが、 これもスタンダードナンバーとして、数々のミュージシャンが取り上げています。
再度「歌うピアニスト」ダイアン・クラルの動画から。まさにRomantic!

恋の面影があなたの瞳に表れているわ
微笑みで恋の面影を隠そうとしても無理よ
言葉で伝えられないくらい多くのことを語っているから
そう私の心にそれが聞こえるのよ、
ああ、私の息は止まってしまうわ。
我慢できないくらいあなたを抱きしめたいの、
あなたを抱くこの腕を感じて欲しいの。
どんなに我慢したことか、
あなたを愛するそれだけを我慢してきたの
今あなたと出会ったからには


Diana Krall – The Look Of Love


6.This guy’s in love with you

最後に「歌うトランぺッター」ことハーブ・アルパートの曲です。彼の曲で日本人に一番なじみがあるのは深夜放送(オールナイトニッポン)のタイトル曲でもあった「Bitter Sweet Samba」(ハープ・アルパートとティファナブラス)でしょう。ジョージ・ベンソンと異なり、決して歌はうまくないですが、いい味を出しています。近年の映画「Seeking a friend for the end of the world」のエンディングでも効果的に使われていました。

君の目の前にいるこの男
彼は君に恋しているのさ
そう、僕は君に恋している
こんな風に君を見つめている
君が微笑むと僕には分かる
僕達がお互いとっても分かり合っていることが

この喜びをどうやったら分かってもらえるだろう
どうしても君の気持ちを知りたいんだ
何故って
誰かが噂しているのを聞いたんだ
君が僕のことを「いい人」って言ってたって
そう、僕は君に恋してる
君に愛されようと心を尽くしているけれど
一体僕の思いは通じているのかい
自分だけが知らないままではいたくない

僕の手は震えている
どうぞ僕を傷つけないで
何故って
君の愛が必要なんだ
君の愛が欲しいんだ
君も目の前のこの男を愛していると言っておくれ
そうじゃないとしたら、僕は死んじゃうかも


オールナイトニッポン ビター・スィート・サンバ


Herb Alpert – This Guy’s In Love With You [LYRICS] HQ


まさにGood Days & Oldiesですね!



【総集編】

教授に紹介・解説いただいた数々の名曲、振り返ってみよう!


【教授の音楽療法】第1回 ~深紫伝説、湖上の煙~ 2020.06.18

Deep Purple – “Smoke On The Water” LIVE HD – Arena di Verona
イントロで有名な名曲だけど、日本語に訳すと絶妙に脱力系。
「湖上のケムリぃぃぃ」

【教授の音楽療法】第2回 ~Rocket Man~ 2020.06.19

Elton John – Rocket Man (Official Music Video)
孤独と、愛と、世界平和。

【教授の音楽療法】第3回 ~POLICE~ 2020.07.07

The Police – Every Breath You Take 2008 Live Video HD
YouTube再生回数トップのマイケルジャクソンやQueenに負けじと、意外な名曲がランクイン。

【教授の音楽療法】第4回 ~生まれは”猫年”~ 2020.07.16

Al Stewart – Year of The Cat (Solid Gold Classic) – 1982
フォークロックの名曲。優しい音色で奏でる、不思議な世界観。

【教授の音楽療法】第5回 ~イパネマの娘~ 2020.07.23

The Girl from Ipanema – Stan Getz & Astrud Gilberto (cover by Elise)
ボサノバの名曲。モデルになった女性が実在するのです。

【教授の音楽療法】第6回 ~二人のロックレジェンドに愛された女~ 2020.08.06
【教授の音楽療法】第7回 ~(続)二人のロックレジェンドに愛された女~ 2020.08.18

Eric Clapton – Layla
ジョージ・ハリスン、エリック・クラプトン。伝説的スター2人と、1人の女性の物語。

【教授の音楽療法】第8回 ~ダメ、ゼッタイ!~ 2020.08.25

Eric Clapton – Cocaine
薬物依存に苦しんだ彼だからこそ説得力がある。ダメ、ゼッタイ!

【教授の音楽療法】第9回 ~天は二物を与えることもある~ 2020.09.01

Cruisin – Huey Lewis & Gwyneth Paltrow (with lyrics)
アメリカ女優、グウイネス・パルトロウさんをご紹介。劇中で素敵な歌を披露しています。

【教授の音楽療法】第10回 ~今度は真面目に映画音楽紹介?~ 2020.09.03

映画の名シーンで流れる、名曲のご紹介。精神神経疾患にも関連した内容です。

【教授の音楽療法】第11回 ~白日夢 daydream~ 2020.09.15

デイ・ドリーム・ビリーバー/忌野清志郎(フル歌詞付) [covered by 黒木佑樹]
某コンビニのCMでお馴染みの名曲。白昼夢を見る人は脳の処理能力に優れている説があります。

【教授の音楽療法】第12回 ~Torch Songs~ 2020.09.29

Player – Baby Come Back
報われなくとも、誰かのために松明を持って走り続ける。「トーチ・ソング」の名曲をご紹介。

【教授の音楽療法】第13回 ~巨星墜つ!!~ 2020.10.08

Van Halen – Jump (Official Music Video)
Thanks & Rest In Peace, Eddie!

【教授の音楽療法】第14回 ~相関研究と経時的研究~ 2020.10.15

The Rolling Stones – Honky Tonk Women (Official Lyric Video)
デビューから50年、現役バリバリ!ローリング・ストーンズの初期と現在、比べてみよう!

【教授の音楽療法】第15回 ~お洒落な感じと言えば、、~ 2020.10.29

KEI GRANT 「あまい囁き 〜Parole Parole〜」
お洒落なフレンチポップの名曲集。ちなみに私はパローレが激烈にツボり、毎日聴いている。

【教授の音楽療法】第16回 ~人生の応援歌1~ 2020.11.17
【教授の音楽療法】第17回 ~人生の応援歌2、邦楽編~ 2020.11.29
【教授の音楽療法】第18回 ~人生の応援歌3~ 2020.12.20

Simon & Garfunkel – Bridge over Troubled Water (from The Concert in Central Park)
今年は感染症対策で大変な1年でした。こんな時代だからこそ、前向きにいこう!
元気が貰える名曲集、洋楽から邦楽まで。時を超えて歌い継がれていくことでしょう。

【教授の音楽療法】第19回 ~名画の中の洋楽~ 2021.01.17

人の幸福とは何かを考えさせられる名画。エンディングを飾る名曲とともにご紹介。

【教授の音楽療法】第21回 ~歌うギタリスト~ 2021.03.03

ギターの音色と素敵な歌声、ジョージ・ベンソンの紹介。彼が歌ったThe Greatest Love of Allの作詞者リンダ・クリード、同曲を映画主題歌として大ヒットさせたホイットニー・ヒューストンについても解説。

※番外編【精神療法】~音楽療法~

音楽療法について真面目に解説。歴史ある精神療法の一種なのです。


まとめ

名曲は世代を超え、これまでも、これからも、人々の心を支えていくことでしょう。
教授!今後もたくさんの名曲、我ら若人達に聴かせてください!(・ω・)
次年度もこの企画、ぜひ続けて欲しい。次期管理人に期待。

以上!

【医局雑談集】~黒棒、パソコン、クラウド、佐賀~

●某医員、もどってきた

(*・∇・)「お久しぶりですー」
(`・ω・)「おお!遠方に行ってた某医員さん、お帰りなさい!来月からよろしく!」
(´=ω=)「お久しぶり!」
(*・∇・)「来月からお世話になります!」
(σ‿ σ)「来月から入局する新人くん、先生の部活の後輩らしいですよ」
(*・∇・)「あー彼かぁ!頼りになる後輩くんだから嬉しいな」


黒棒 筑紫路

(*・∇・)「おみやげ、置いていきますね!ではお邪魔しましたー」


●Amazonからお届けものです

(・_・)「すいませーん、お届け物でーす、コジマさんいらっしゃいますか」
(`・ω・)「むむ、秘書さんが居ない。僕で良ければ預かっておきます」
(・_・)「ども」

(`・ω・)「しかし妙に大きい段ボール箱…中身は何だろうか」
(・ω・)コジマ先生が戻ってきました!
(^0^)「ありゃあ教授、お手数おかけしちゃいました!ごめんなさい」
(`・ω・)「いえいえ構いませんよ。で、中身は一体?」

(^0^)「パソコンです」
Σ(・ω・;)(・ω・´;)「パソコン!!?」
(^0^)「いままでのパソコンが随分古くて、医局日記書いてる途中にもフリーズしてたんです。そろそろ買い替えようと考えまして、よく調べてネット注文で良さそうなものを買ったのです」
(`・ω・)「仕事用って事だよね。データの移行とかは大丈夫そう?」
(^0^)「クラウドで管理してますんで、すぐ出来るとおもいます」


●クラウド環境とは

(`・ω・)「”クラウド”が何か分かってない人、結構居るんですよ」
「(#°Д°)『うちはクラウドを使うからサーバーなんて要らない!』」
(`・ω・)「結構偉い人でさえ、そんな事言ってたり」

USEN GATE 02 クラウドサーバとは?正しく理解して業務効率化を実現させよう!

クラウドサーバとは一般的にクラウド上にある仮想サーバのことを指します。クラウド上に置いたデータはインターネット経由でアクセスすることにより、いつでも観賞したりダウンロードしたりできます。データを複数人で共有することも可能です。クラウドサーバは2種類に分けられます。

PaaS(パース)
主に開発用のプラットフォームを提供しているサービスで、ソフトウェアやアプリケーションを開発するために利用されます。エンジニアやプログラマ以外の人には、あまり縁のないサービスとも言えます。

IaaS(イアース)
ネットワークやサーバ、CPUやメモリなどのITインフラをクラウド上で提供するサービスです。

物理サーバとの違いは?
物理サーバは1台1台のサーバのことを指しています。対してクラウドサーバは仮想サーバとも呼ばれ、複数のサーバ群を1つにまとめ、仮想的に1台のサーバを作り出します。物理サーバの場合、高い負荷がかかって容量を超えるとサーバダウンしてしまいますが、クラウドサーバの場合はダウンすることはありません。


●佐賀とは

「そういえば今日ニュースで」「あの人、佐賀の人だったんですね」
(´=ω=)「ところで何で”佐賀”って名前なんですかね」
(`・ω・)「福岡県民の僕に聞くかね、それ??」
(´=ω=)「いやぁ佐賀県民ですけど全然知らなくて」
(`・ω・)「(ggrks)…ゲフン、では調べてみましょう!」


佐賀県庁 佐賀県の紹介

佐賀の由来
「佐賀」の名称の由来は、「日本武尊(ヤマトタケル)が御巡幸の時、樟(くすのき)の栄え繁る有様を見られ、この国は『栄の国』と呼ぶがよかろう、とおっしゃった。その後『栄の郡』といい、改めて佐嘉郡と呼ぶようになった」と肥前国風土記にある。


県木、クスノキ。
県内では”川古(武雄市若木)”のクスが一番大きく、根まわり33m、樹齢は3000年をこえると推定されます。


佐賀県民の歌

ひびきあり 玄海 有明の 幸(さち)はこぶ 潮のみちひき
火のくにの 火のくにの 炎かざして つどいゆく 愛のふるさと
うたおうよ われら 佐賀にうまれた よろこびを


(`・ω・)「というか佐賀県民なら自分で調べなさい!」
(´=ω=)「はーい」


ググレカス(アンサイクロペディア)

ググレカス(英:Gugrecus、羅:Gugrecus、希:Γουγρεκος、紀元一世紀頃)は、古代ローマ帝国の元老院議員。ウァッロ以降のローマの図書館行政に深く関与し、その豊富な知識によりローマ時代有数の知識人と讃えられた。幼少期から些細なことでも気になったことは質問して解決するという積極的な性格で、大人たちは彼のあまりの質問の多さに辟易していたという。このことからググレカスの名前は「気になった事柄は自分の力で調べるのが良い」と言う意味の諺として用いられるようになった。

※注:嘘記事です。


まとめ

せっかくネットが普及している時代なので、どんどん自分で調べて賢くなりましょう!
ただし不正確な情報に惑わされぬよう、専門家からの意見も大切にしましょう。

【精神・神経医学】~認知症の鑑別疾患~

学生さん、研修医さん向けに。
臨床において重要な「鑑別」に絞って解説します。



医学書院 認知症疾患診療ガイドライン2017
ISBN:978-4-260-02858-5


認知症疾患診療ガイドライン2017(web版。無料で読めます)


まず「治療可能な認知症(treatable dementia)」を見落とさないこと!
認知症を疑った場合、画像検査血液検査は必須である。


正常圧水頭症


東京女子医科大学 東医療センター脳神経外科 正常圧水頭症

外科手術で治る唯一の認知症。①認知症状がでてきた、②歩行が遅く歩きにくくなった③おしっこが間に合わなくなってきた、という3つの症状がある患者さんの中には「正常圧水頭症」という脳神経外科で手術をすれば症状が治る病気が含まれています。
(MRI検査所見)脳脊髄液の溜まっている脳室という場所の拡大や脳のこめかみあたりにある両側のしわの幅が広くなっているにもかかわらず脳のてっぺんの方にあるしわが幅狭くなっていることが正常圧水頭症の重要な所見です。


外傷(慢性硬膜下血腫など)


東京女子医科大学 東医療センター脳神経外科 慢性硬膜下血腫

軽微な頭部外傷などの後、通常1~2ヶ月かけて、じわじわと血が貯まってくる病気です。頭痛、物忘れ、認知症症状などの精神症状、失禁、半身に力が入らない、歩行障害、などの症状を呈する事が多いです。基本的には正しく診断がなされタイミングを逸することなく治療が行われれば完治する、予後のよい疾患です。


内分泌疾患(甲状腺機能低下症など)


公益財団法人長寿科学振興財団 健康長寿ネット 甲状腺機能低下症
甲状腺は、頚部、気管の前に位置するホルモンを産生する臓器の一つです。甲状腺機能低下症の代表的な症状としては、疲れやすい寒さに弱い体がむくみやすい眉がうすくなる、体重増加などが見られます。高齢者では認知症(物忘れ)がその症状であることがあります。


代謝性疾患ビタミンB12欠乏症など)


ビタミンB12欠乏症  ~認知症の原因になる??~ 2018/07/12
ビタミンB12は魚貝類や牛・豚・鶏の肝臓(レバー)に多く含まれており、野菜にはほとんど含まれていません。ビタミンB12は神経細胞などの細胞膜の合成に関わっており、不足すると記憶などの情報伝達に問題が生じることがあります。これが認知症の原因となる場合もあるのです。他にもビタミンB1や葉酸不足も認知症の原因となることがあるので、普段の食生活において、肉・魚・野菜をバランスよく食べることは、とても重要です。


感染症


梅毒(12月24日の日記参照)、ヒト免疫不全ウイルス、脳炎、脳膿瘍、脳寄生虫など。


中毒

アルコールや薬物によって認知症っぽい症状が出ることもあるし、他には金属(水銀、マンガン、鉛)、一酸化炭素なども原因となり得る。周りでも同じ症状の人が居る、という場合には要注意。職業・居住区など生活歴をしっかり確認しましょう。


他の精神疾患


11月10日の日記
で解説した内容使いまわし。

急激に発症したのであれば「せん妄」が疑われるし、気分の落ち込みや悲観的な言動が目立つなら「うつ病」かもしれない。発症が若い場合は統合失調症の可能性も忘れずに。それぞれ治療薬が異なります。

※補足 エミール・クレペリン(Wikipedia)

Emil Kraepelin(1856-1926) ドイツの精神科医。「精神科医にとっての診断の価値は、将来を予見することである」と述べた偉い先生。それまで区別されていなかった”精神病”の区別・分類の必要性を説き、「早発性痴呆」(後の「統合失調症」)と「躁うつ病」をはっきり分けたことで有名。この時代、早発性痴呆の患者は4分の1だけが回復し、残りは痴呆へと進んでいた。
この時代にも既に、鑑別・診断の重要性は指摘されていたようです。


まとめ

「認知症の症状をきたす疾患」を挙げたらキリが無いほど、脳神経に障害をきたす疾患は沢山あります。その中でも代表的な「治療可能な疾患」に絞って紹介しました。あと(当たり前すぎて)忘れがちですが「加齢による自然な物忘れ」も、きちんと鑑別しましょう。「認知症になってしまったに違いない!早くなんとかしないと!」…と気持ちが先走って治療を求めた結果、不要な検査や治療により、かえって健康を損ねてしまっては元も子もありません。
何はともあれ一人で抱え込まず、まずはご相談を!

以上。

【医局会】~web講習会受けよう~【雑記】~異動~

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(`〇-〇)「ありゃ、まだ医局長が来てないな」
(´・∀・)「もしもし、外来ですか…あ、まだ診察中なんですね、失礼しましたー」
(^0^)「どうしましょ?」
(`〇-〇)「仕方ない、人数少ないですけど始めましょう」


●web講習会のお知らせ

(´・∀・)「精神神経学会からメールが来ました。講習会、web配信で受けられるそうです」
(^0^)「おお!この講習会はッ!長らく中止されていたやつですね!」
(^0^)「皆さん是非受けてください!某医局長と僕だけが頑張ってる現状、大変なんです」
(´・∀・)「ちなみに前回は希望者殺到で定員に達したそうです。皆さん申し込みお早めに!」


●講師になりました

(`〇-〇)「ホームページ係は君だったよね。更新してもらいたいところがあるんだけど」
(・ω・)はい何なりと
(`〇-〇)「教室員紹介の僕の紹介文、”講師”に変更お願いします」
(・ω・)おお!おめでとうございます、早速修正いたします


その他、特記すべき連絡事項ありませんでした。


【おまけ】

医師の異動(転勤)について

3月13日の日記にて前管理人ことコジマ先生が既に書かれていましたが、当医局におきましても人事異動のため、4月から所属医師の入れ替わりがあります。
患者さんにとっては「えーっ先生どっか行っちゃうんですか?!そんな」…と困ってしまうこともあるかと思いますが、我々の業界、特に大学病院に所属する医師たちにとって異動(転勤)は日常茶飯事。よくある背景について簡単に紹介。



修行の旅

主に若手の医師の場合。病院にはそれぞれ特色、得意とする治療分野があったりします。1つの病院に長く勤めているとなかなか出会えない疾患や経験できない治療法があるため、色々な病院を渡り歩くことで経験を積み、一人前の医師へと成長していきます。また出会う時には、きっと立派な医者になって帰って来るハズ。



応援

主に中堅・ベテランの医師の場合。僻地の病院などで人手が足りない、専門の資格を持っている医師が足りない、などで応援に行くケース。家庭持ちの場合、単身赴任となるケースも。1~2年ごとに交代する場合が多いですが、何年も勤めるケースもたまに。



研究

中堅・ベテランかつ研究メインの医師の場合。若手の修行と似て、特定の疾患や治療法のデータを集めたい、との目的。ただ最近ではインターネットが発達していることもあり、離れた病院間でも合同で研究できる(海外の論文とかでも良くある、沢山の病院でデータベースを共有する)ようになってきたため、研究のためだけに転勤・引っ越すケースは少なくなってきた気が。



栄転

大ベテラン、大御所の場合。特に大学病院は、医師としての臨床業務だけでなく、学生への教育、各機関と連携しての研究、など極めて忙しい職場環境。立派に業績を残した大先輩方は後年、開業したり、他の病院で定年退職までまったり勤めるなどされるようです。たまに「まだまだ現役じゃ!」と、別の大学の教授や大病院院長を目指すエネルギッシュな先生も居るみたいですが。


まとめ

”主治医が毎年のように変わる”というのは、患者さんにとってはデメリットと感じるかもしれませんが、”同じ病院で、様々な先生に診てもらえる”と捉えるならばメリットにもなり得ます。ある年に担当した先生が治療方針を見直した結果、一気に回復した!…というケースを何度か見たことがあります。
それでも主治医が変わるデメリットの方が大きい、と感じる方の場合は、クリニックをお勧めします。だいたい院長が(定年するまで)長く診てくれます。少なくとも佐賀県内のクリニックであれば、大抵は大学病院を立派に勤め上げた大先輩の先生方ですので、信頼できると思います。たぶん。


以上。