医局日記

【教授の音楽療法】~歌うギタリスト~

【昨日のお昼休み】
(・ω・)そういえば教授、音楽療法の新作ネタとかありませんか?
(`・ω・)「ん?あるよー。今週中に送りますね」
(・ω・)ありがとうございます!

【その夜】
(・ω・)教授からのメールだ
(`・ω・)「お待たせしました新作です」
Σ(・ω・)速い!

(`・ω・)「エレアコギターの綺麗な音色と、素敵な歌声とあわせもつギタリストを紹介します!」


~歌うギタリスト~ ジョージ・ベンソン


UNIVERSAL MUSIC JAPAN ジョージ・ベンソン / GEORGE BENSON

1970年後半~90年代に一世を風靡したジョージ・ベンソンは、元々は正統派のジャズギタリストでしたが、1976年に発表した名盤「Breezin‘」の大ヒットを皮切りに、「歌うジャズギタリスト」としての名声を不動のものにしました。70歳台後半となった現在もコンスタントに作品を発表し、華麗なギターテクとともに渋い歌声を披露しています。ジョージ・ベンソンの名前を聞いたことがなくても、彼の奏でるメロディーは「いつか、どこかで聞いたことのある」evergreenとして、ずっと残るでしょう。彼の代表曲の動画をいくつか紹介します。


<華麗なギターテク編>



George Benson – Breezin’ (1976).wmv

「Breezin‘」のタイトル曲、まさにそよ風のように涼しげなメロディーです。



George Benson – “Affirmation” (live at North Sea Jazz 2008)

「Breezin‘」から、ベンソンバンドとのエネルギッシュな演奏です。



George Benson – Weekend in LA (Live Montreux 1986)

同名のライブアルバムから、全盛期のパワフルな演奏です。



George Benson – Being With You – 1983

まさに「甘い」としか形容しようのない名曲、どこか夏のバカンス先で聞きたいですね。



Don’t Know Why – George Benson (Transcription)

ノラ・ジョーンズの名曲、さりげなく聞かせます。


<渋い歌声を聞かせます編>


This Masquerade – George Benson ( lyrics )

「Breezin‘」から、Leon Russel作の名曲。ギターとスキャットの掛け合いで聞かせます。



Aretha Franklin & George Benson – Love All The Hurt Away

ソウルの女王、アレサ・フランクリンとのデユエット。女王に負けてないですね。



George Benson – Nothing’s Gonna Change My Love For You • TopPop

ギターは手にしてません。知らない人から見ればただの歌手にしか見えないですね。



George Benson – The Greatest Love of All


Whitney Houston – Greatest Love Of All (Official Video)

元々は彼が歌い、のちホイットニー・ヒューストンが大ヒットさせています。
映画「モハメド・アリ The Greatest」の主題歌でもあります。

歌詞はこんな感じです。


子供たち、それは私たちの未来としっかりと言い聞かせて、それぞれの道を歩かせよう
誰もが内に秘めている素晴らしさに気づかせて生きやすくなるよう、
自分を大切にすることを教えよう 子供の笑い声を聞きながら、私たちの幼い頃を思い出そう
ヒーローの登場を、みんな願っている いつも誰かに憧れていたいからだけど、
そう思える人に私は出会えなかった、さびしいことに
だから自分を信じよう、って思うことにした
ずっと前に決めた。誰かにおもねるのはやめよう、って
うまくいこうと、いくまいと、とにかく信じたとおりに生きるの
奪いたければ奪えばいい。私が私であるプライドは奪えない!
だって、何よりも尊い愛が私の内側からあふれているから
すべてを越える愛は、私の中にあった
すべてを受け入れる愛に、誰だって気づける
自分を愛してみて!それが、何よりも大きな愛
それでもいつか、やっと手に入れたかけがえのない暮らしの中で、ふとさびしさにとらわれても
何があっても乗り切れた愛を、思い出して!

*世の中に才能のある人はいるものですね。


※追記


洋楽データベース リンダ・クリード
(Linda Creed)

米国ペンシルヴァニア州フィラデルフィア生まれ。ソングライター、バック・ヴォーカリストとして活動。
Greatest love of allの作詞者リンダ・クリードは20代半ばで乳がんとなり、その時にこの詩を作っています。彼女は約10年間の闘病の後に亡くなっていますが、ホイットニー・ヒューストンがこの曲を全米No.1ヒットにする直前だったそうです。


【教授の音楽療法シリーズ バックナンバー】
【教授の音楽療法】第1回 ~深紫伝説、湖上の煙~
2020.06.18
【教授の音楽療法】第2回 ~Rocket Man~ 2020.06.19
【教授の音楽療法】第3回 ~POLICE~ 2020.07.07
【教授の音楽療法】第4回 ~生まれは”猫年”~ 2020.07.16
【教授の音楽療法】第5回 ~イパネマの娘~ 2020.07.23
【教授の音楽療法】第6回 ~二人のロックレジェンドに愛された女~ 2020.08.06
【教授の音楽療法】第7回 ~(続)二人のロックレジェンドに愛された女~ 2020.08.18
【教授の音楽療法】第8回 ~ダメ、ゼッタイ!~ 2020.08.25
【教授の音楽療法】第9回 ~天は二物を与えることもある~ 2020.09.01
【教授の音楽療法】第10回 ~今度は真面目に映画音楽紹介?~ 2020.09.03
【教授の音楽療法】第11回 ~白日夢 daydream~ 2020.09.15
【教授の音楽療法】第12回 ~Torch Songs~ 2020.09.29
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【教授の音楽療法】第16回 ~人生の応援歌1~ 2020.11.17
【教授の音楽療法】第17回 ~人生の応援歌2、邦楽編~ 2020.11.29
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【教授の音楽療法】第19回 ~名画の中の洋楽~ 2021.01.17