【教授の音楽療法】~人生の応援歌1~
(`・ω・)「新作だよ!」
(・ω・)キター!
人生の応援歌1
コロナ、コロナといつまで続くのか先の見えない不安な社会情勢の中、我が国では過去十数年間減り続けていた自殺者数が令和2年7月から対前年同月比増加に転じたと報告されています。「こういう時だからこそ、明るく前向きに行きましょう!」とマインドを変えたいものです。エディ・バンヘイレンの追悼号で彼らの楽曲の「Cant’ stop loving you」を人生の応援歌のようだと紹介しましたが、その昔、水前寺清子さんが「365歩のマーチ」という曲を歌っています。50年以上前の1968年、昭和の時代のヒット曲ですが、時代を超えた真理を歌っているように思います。
しあわせは 歩いてこない
だから歩いて ゆくんだね
一日一歩 三日で三歩
三歩進んで 二歩さがる
人生は ワン・ツー・パンチ
汗かき べそかき 歩こうよ
あなたのつけた 足あとにゃ
きれいな花が 咲くでしょう
という訳で?洋楽紹介をします。産業ロックの雄(最早、死語である「産業ロック」の解説はいずれします)であるJourneyの「Don’t stop believing‘」から。Who’s crying now,Open arms, Lights, Lovin touching squeezing, Any way you want it など佳曲など彼らの佳曲は多いです。
小さな町の孤独な少女 真夜中の列車に乗りどこかへ行った
サウスデトロイトで生まれ育った都会の少年 真夜中の列車に乗りどこかへ行った
ワインと安っぽい香水の匂いが漂う煙たいお店で歌を歌う娘
笑みあって夜を分かち合う そうして時は過ぎていく…
誰もが求めているんだ 大通りのあちこちで
彼らの影は夜に居場所を探しているんだ
街灯の下で彷徨う人々は生きている意味を探してる
夜のどこかに隠れていると信じて…
生きていくために必死で だけどみんな希望の光が欲しいんだ
何だって支払うさ もう一度サイコロを振れるのなら
ある人は勝ち、ある人は負ける
またある人はブルースを歌うために生まれるんだ
それぞれの人生に終りなんてない どこまでも続いていくのさ…
信じることをやめないで 自分の気持ちを強く持ち続けて
街灯の下で彷徨う人々のように
信じることをやめないで 自分の気持ちを強く持ち続けて
街灯の下で彷徨う人々のように
決してやめないで!
ベタな歌詞内容かもしれませんが、
Some will win, some will lose
ある人は勝ち、ある人は負ける
Some are born to sing the blues
またある人はブルース(哀しい歌)を歌うために生まれるんだ
のくだりなどいいですね。
JourneyはSantanaバンドにいたギタリストのニール・ショーンを中心に1970年代にサンフランシスコで結成されたバンドで1980年代に人気のピークを迎えましたが、現在もメンバーを替えながら活動中です。Don’t stop believing‘のヴォーカルはハイトーンボイスのスティーブ・ペリーで彼がJourneyの黄金時代を作り上げたと言ってもいいでしょう。心身的問題から1998年に彼がバンドを辞めたあとは、スティーブ・ペリーの穴を埋める人材に苦労したのですが、2007年にフィリピン人のアーネル・ピネダを迎え、再始動しています。彼はフィリピンのマニラで極貧の路上生活を経験し、その後長らくバンドマンとして生活していた時に、スティーブ・ペリーを彷彿とさせる実力を偶然ニール・ショーンに見出されています。サンフランシスコでの入国審査の時に審査官に入国目的を聞かれ、その場でJourneyのWheel in the sky(これも佳曲です)を歌って入国を許可されたそうです。出来すぎた話?ですが、まさにDon’t stop believing‘ですね。
Journey – Don’t Stop Believin’ (Escape Tour 1981: Live In Houston)
スティーブ・ペリー在籍中のライブツアーから
Journey – Don’t Stop Believin’(Live In Japan 2017: Escape + Frontiers)
最近の日本ツアーから。アーネル・ピネダはスティーブ・ペリーに負けていませんね。
The Cast Of Glee – Don’t Stop Believing – X Factor Semi Final (FULL HD)
挿入歌として使われたテレビドラマ「Glee」のメンバーが歌うバージョンです。
The bride sings Don’t Stop Believing at her own wedding// Dave Thomas, ASC- All Set Creations
花嫁が結婚式で自ら歌うバージョン。「知らないかもしれないが、my little girlはとても美しい声を持っているんだ」と父親が紹介します。夫はサウスデトロイトでなく、ボルチモア出身のようです。歌が終わった時にマッチョでイケメンの夫が彼女を迎えます。いいシーンですね。
(・ω・)人生の応援歌”1”ということは…
(`・ω・)「第二弾も作成中。こうご期待!」
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