医局日記

【車ネタ】~降雪と自動車運転~

1月8日、記録的寒さ、積雪による交通網の混乱。


急がば渋滞に巻き込まれろ!

(・ω・)無事に病院に辿り着いた、3時間かかった…
(・ω・)渋滞を回避しようと迂回路を選んだ結果、余計ひどい封鎖に巻き込まれてしまい
(´=ω=)「僕は2時間かかったよー」
(・ω・)おおっ、それでも私より随分早い
(´=ω=)「こういう時は、主幹道路の渋滞に敢えて巻き込まれた方が良いんだよ」

(´=ω=)「何年前だったかな、記録的大雨になった事があったでしょ」
(´=ω=)「そのときも大渋滞が起きて、迂回のため小道に入ろうとしたら」
…(`□Δ□)「この先は危険です!渋滞だろうが何だろうが、太い道路に戻って下さい!」
(´=ω=)「って言われたことがあってね。そのときの教訓が生きたよ」
(´=ω=)「主幹道路の方が、道幅が広くて安全だし、トラブルが起きても復旧が早い。結果的に早く着くんだ」
(・ω・)なるほど


タイヤチェーンは何処に巻く?

( `-ω)「車のチェーンで疑問があるんですけど」
(・ω・)車オタクの私でよければ質問に応じよう
( `-ω)「今朝、後輪駆動の車が、後輪だけにチェーンを巻いて走ってまして」
( `-ω)「駆動輪に巻くのは分かるんですが、前輪にも巻かないと操舵できなくなるのでは?と思いまして」
(・ω・)言われてみれば。調べてみよう

WEB CARTOP チェーンは駆動輪だけに装着? 4輪すべてに巻かない理由とは 2019年2月18日

タイヤチェーン、FFなら前輪、FRなら後輪とそれぞれ駆動輪に装着するのが基本で、4WDでも、メーカーが指定する主たる駆動輪側だけに装着することになっていて、四つのタイヤすべてのチェーンを巻くよう推奨している例はない

その理由は、メーカーサイドで、非駆動輪へチェーンを装着した際のボディや足回り関係とのクリアランス等を確認できていないからとのこと。簡単にいえば、メーカーがテストしていないものは、ユーザーにも勧められないという理屈。基本的にはメーカーが指定する二本のタイヤだけにチェーンを巻いて、ゆっくり大人しく走るのが、一番理に適っているといえるだろう。

(いずれにせよ)チェーンの効果は、駆動輪の二輪だけで十分であり、わざわざ四輪にチェーンを巻く必要性はない。

(・ω・)…とのことでした。チェーンは駆動輪2本に巻くのがベスト、のようです。

※参考動画


Ferrari F40 Snow Drifting In Japan(YouTube:RedBull公式チャンネル)

CM動画ではありますが、後輪駆動のフェラーリで雪道をぶっ飛ばすという動画。
やはり後輪だけにチェーンを巻いている。(走り方は絶対真似しないで下さい。)


チェーン、スタッドレスタイヤの比較


[比較]スタッドレスタイヤとチェーンの違い[メリット・デメリット] [最終更新日]2017年1月29日

2021.01.10_01

チェーンにも金属・非金属の2種類あり、それぞれメリット、デメリットがある。
チェーンは管理が楽ではあるものの、低速走行での使用が前提であり、付けっぱなしだと車や路面を痛めてしまう危険性がある。
できれば12月27日の日記で紹介した通り、雪が降る前にスタッドレスタイヤに替えておくのが安全だ。


雪道の走り方

廃車ドットCOM 雪道のプロ(北大自動車部)による雪道の走り方講座

雪道でやってはいけないこと…
スリップしたとき、一番やってはいけないのがブレーキを踏み続けること。そのまま踏み続けると曲がらずにまっすぐ進んでいきます。
あと、毎年テレビで有名になっている吹雪で閉じ込められての一酸化炭素中毒。吹雪で埋められた場合は、エンジンを切りましょう

万が一走行不能になったときのため、三角停止板の準備もお忘れなく。


まとめ

色々書きましたが…大前提として、不要不急の雪道運転は控えましょう。以上。


ゼロリスク信仰を捨てることの勧め

なかなか精神保健指定医のレポートの結果が来ません。口頭試問に進んだ場合でも、今のコロナの状況を考えると口頭試問が予定通りに行われるかどうか、という心配を抱えている前管理人であります。

口頭試問は2月末に東京と、3月半ばの大阪のどちらかで行われる予定ですが、とうとう首都圏では緊急事態宣言が出ちゃいましたしね…。そうこうしているうちに関西圏でも緊急事態宣言を検討しているとか。

心配してもどうにもならないことなので、とりあえず今やるべきことに集中していきたいと思います。今週は入院してきたときは「これは転院かな…」と覚悟していた患者さんが自宅に退院していきました。本人、家族、病棟看護師、そして私を始め主治医チーム、皆が満足感を得られたんじゃないかと思います。


さて、緊急事態宣言が出てしまったように、今年に入って毎日のように新規感染者が最多更新というニュースが流れています。

私も佐賀県の感染状況は毎日チェックするようになりましたが、やはり3密になりやすい状況が問題なようですね。

よく言われるのが「移動自体が感染リスク」だと言うことですが、私は移動自体はさほど大きな問題ではないと思っています。通勤列車でクラスターが発生したという話は聞いたことがないですからね。

ただ、旅行先や帰省先では人はハメを外しやすいです。旅先で気分が高揚して、知り合いなどと会ったらつい盛り上がってしまう。その盛り上がりの場には酒が付きもので、酒が入るとまた気が大きくなってしまう。

その結果として感染が蔓延してしまうのだと思います。


逆に言えば、3密の状況を避けて、基本的な感染対策をしっかりやっていれば、リスクは0にはならないまでも、0に近いところまで持って行けると思います。


しかしどうも日本人はリスクが完全に0にならないと気が済まない人が多い気がする。日本の大企業が思い切った改革ができず、国際競争力が低下しているとよく言われますが、これもちょっとしたリスクを過度に恐れているからでしょう。

コロナ渦で話題になった自粛警察や帰省警察もゼロリスク信仰から来ているものだと思います。

先ほど「3密の状況を避けて、基本的な感染対策をしっかりやっていれば、リスクは0にはならないまでも、0に近いところまで持って行ける」と書きましたが、0に近いところから0に持って行こうとするには多大な労力を使います。というより0にするのは不可能です。


0に近いところから0に持って行こうとして、神経をすり減らして精神的に病んだり、周囲との衝突を生むようではコロナにかかる以前の問題と思います。


精神科医の立場としても、本当にゼロリスクを求めるのであれば、薬物療法も心理療法も出来ません。

薬物療法はどんな薬でも副作用のリスクは0ではないし、心理療法でも予想しないところで患者さんが動揺することもあります。

もちろん副作用のリスクは説明するし、動揺が予想される場合は事前に「踏み込んだ話をしますが大丈夫ですか」などと確認をしていますけどね。


今日の日記の一番最初にも書きましたが、心配してもどうにもならないことは心配しない、そしてゼロリスク信仰を捨てる。

コロナ渦で何かとストレスが溜まるこのご時世ですが、この2つのことを気にかけるだけでも、気持ちはだいぶ楽になると思います。


今日は管理人の先生を見習って、少し精神科医らしいことを書いてみました。

【雑誌紹介】~新しめの精神科のお薬についての論文~



新薬と臨牀 第69巻10号

精神科の医学雑誌というわけではないのですが、割と新しめの精神科薬についての論文が2つあったので紹介。
8月31日の日記で「お薬にはいろんな剤形がある」と紹介しましたが、その中のふたつ。ちょっと変わった剤形のやつ。



味覚センサを用いたアセナピンマレイン酸塩の味覚に与える口腔ケア製品中成分の影響評価
Meiji Seika ファルマ㈱ 兼重順一


Meiji Seikaファルマ株式会社 抗精神病剤「シクレスト®舌下錠」新発売のお知らせ 2016年

精神科で唯一の「舌下錠」。お茶を用意しなくても、飲み込まなくても、口に入れるだけで効くというメリットがある。
…が、内服いただいている患者さんからは「すっげぇ苦い!」という感想をよくいただいております。
真面目な話、あまりに嫌な味の薬だと飲み続けることが困難となり、治療中断となってしまうリスクがある。
この薬を飲んだときの「味覚」についての研究論文です。

味覚センサーを用いて実験。歯磨き粉とかで良く使われる「D-ソルビトール」という成分を用いると、シクレスト内服後の「苦味」を軽減する効果があることが分かった、との研究結果でした。他にもキシリトール、グリセリン、サッカリン、プロピレングリコール、クエン酸、などの成分も試し、これら全て苦みの軽減効果はあったけど、D-ソルビトールの効果が頭一つ抜けて優れてました。

というわけでシクレストを内服する方、歯磨き粉や口腔ケア用品をお買い求めの際は「D-ソルビトール」が入っている製品をオススメします!(…と明言してはいないが、そんな明治製菓の思惑が感じられる。)



ブロナンセリンテープによる統合失調症治療の実際
藤田医科大学 藤田明里


くすりのしおり 商品名:ロナセンテープ20mg より

精神科のお薬では珍しい、貼付剤タイプ。2019年に発売開始。
「精神科のお薬を飲む」という行為自体、やっぱりイメージが良いとは言えない。恐くなって飲むのを止めてしまい、結果として病状が悪化してしまう…そんなケースを少しでも防ぎたい、という期待のもとで生まれた(と思われる)お薬。
しかし貼り薬という特性上、皮膚障害(いわゆる”肌荒れ”)を引き起こすリスクはある。その辺どうなんだろ?という点を調査した論文です。

調査の結果、内服薬と比較して効果が弱いわけでもなく(むしろ急性期でも有効)、内服薬よりも中断率は低い、ということが判明。
皮膚障害の発生は確かに無視できず、貼ったところの紅斑、かゆみの発症率は約10%。しかし皮膚障害を理由として中断した例は殆ど無かった。使用期間が長くなればなるほど、皮膚障害の発症率は減少したとのこと。約半数は自然に皮膚が治り、残り半数も塗り薬(ステロイド剤、抗ヒスタミン剤)を使用することで改善したとのこと。

というわけで肌荒れを恐れ過ぎなくて良いみたい。場合によっては皮膚科の先生とも協力していきましょう。軟膏薬も是非ご一緒にお買い求めください!(…とまでは書かれてなかったが、そんな住友製薬の思惑を感じさせる。)


まとめ

※COI開示
若干、お薬の宣伝臭くなってしまった感もありますが、あくまで医学論文の紹介が主旨であり忖度とかではありません。念のため。

年々、新しいお薬が販売されています。専門家である我ら精神科医、皆様に正しい情報提供ができるよう、日々最新の知識を勉強していく所存であります。


以上。

【雑誌紹介】~精神障害とこだわり~


臨床精神医学第46巻第8号 臨床精神医学第46巻第8号 発行日:2017年08月28日

〈企画趣旨〉
臨床においては,例えば,「(前頭側頭葉型)認知症なのか? それとも本来の自閉スペクトラム症圏の性格傾向が先鋭化したのか?」と迷うケースや,「本来自閉スペクトラム症圏だったのか? それとも外傷による脳損傷によるものなのか?」と診断・判断を迷うケースが少なからずある。また強迫症は言うまでもないが,うつ病や摂食障害なども「こだわり」が強い例が少なくない。
広く臨床を眺めてみると,「こだわり」を呈する精神障害は少なくない。DSM-5作成時には「強迫スペクトラム障害」という疾患概念が検討されたらしいと聞いているが,「こだわりスペクトラム」という概念もあってよいのかもしれない。「こだわり」は,「強迫的」に似たものとして扱われることもあるが,より自我親和的な思考や行動を表しているようでもある。しかし,より能動的な「こだわり」もあり,多様である。本特集では,さまざまな精神疾患における「こだわり」について,その表現型や理解の仕方,治療や支援について記していただき,「こだわり」について考えてみたい。
「こだわり」に限局すると執筆しにくいと思いますので,「こだわり」にあまりこだわらず,ご自由にお書きいただきたいと思います。


自閉スペクトラム症とこだわり (順天堂大学)広沢 正孝・他

ASD(自閉症)の「こだわり」について、1995年のMcDougleらは「自動操作」「保続」「没頭」「自己刺激行動」「常同性」「変化への抵抗」などと記述した。この名称の多さは、いかに既存の精神医学概念に当てはまりにくいかを示唆するものである。現代のDSM-5の記述においては「反復性」「固執性」「儀式性」「限定性」が強調されている。両者の記述例からはASD者当人の姿勢が注目され、それは当人が「こだわり」の意味ないし理由を明確に自覚していない点にある。

ASD者は中枢性統合—認知した対象が自分や他人にとってどのような意味を持つのかを捉える能力—が弱く、部分的な事象から全体の流れをつかむことが困難である。原則的に、そこに不快感や不安感は伴わない。強迫性障害のような安全確認のための強迫行為は生まれにくい。また、ASD者は共同注意—他者の注意を理解して態度を共有する、自分の注意を理解させ他者に共有してもらう—が弱く、それが「こだわり」の原因にもなる。例えば通常と異なる道順を嫌がる、など。他者と一緒に歩きながらお話する、ということが苦手で、もっぱら外の風景を注視しがち。
ASD者は運動感覚、内部感覚が敏感。その感覚が自分にとっていかなるものか、という志向が働きにくく、感覚をありのままに感じるため、快感を伴うものであればずっと繰り返す(回り続けたり)。不快な感覚であれば執拗に避け、苦痛を訴え続ける。

以上のようにASD者は自己-世界全体の認知が働きにくいため、こうした「こだわり」が生じる。

高機能ASD者の場合、「こだわり」が社会適応的に働き得る。遺憾なく「こだわり」を追求し社会貢献を果たすこともある不滅性、絶対的真理に惹かれる傾向があり、それを追求し、心的エネルギーが注がれ続ける。普通の人にとって困難な作業であっても、ASD者にとっては苦痛や疲れが認知されない。


うつ病とこだわり (自治医科大学)阿部 隆明

うつ病患者には病前から、ある種のこだわりがある。それが気分の不安定さを抑え込んでいるが、破綻すると発症につながる。執着気質には社会規範への同一化、メランコリー親和型には秩序との一体化、自己愛的性格には理想へのしがみつき、抑うつ者には保護的な人物への過度な依存、という広義のこだわりがみられる。

死ぬことへのこだわり
うつ病体験から直接生じる死への衝動がある。(筆者は「メランコリー性希死念慮」と表現。)うつ症状による制止が強いと、「何もしたくない」「何も楽しめない」となり、自殺のエネルギーすら沸いてこない。自殺の危険が生じるのは制止が緩む時期。苦痛に満ち喜びのない時間が永遠に続く…それを断ち切ろうとする行為が自殺企図なのである。「死ぬことだけが頭の中をぐるぐる回っている」「とにかく死にたい」…死へのこだわりの内実は、こうした制止を乗り越えようとする衝動を反映しているのである。

うつ病のこだわりへの対処
治療者は患者の語りが一巡するまで傾聴し、十分に受け止める。「この不安は病気によるもので、治療により必ず良くなる」と保証したうえで、その語りに切れ目を入れる。それを根気強く繰り返す。こうした試みは一見、無駄に思われがちだが、後に患者から、このときの対応について感謝されることもしばしばである。


統合失調症とこだわり (帝塚山学院大学)深尾 憲二朗

前駆症状?

統合失調症の急性発症に先立つ前駆期に、確認強迫・洗浄強迫などがよく出現する。特に思春期発症のケースにおいてよくみられる。一つの解釈として、得体のしれない不安に対する反応的・対処行動として強迫症状が現れるという考え方。
破瓜型の場合、どうでもよいと思われるようなことに対するこだわりが現れることが多い。「どうして〇〇は××なの?」と、子供じみた質問を繰り返し、丁寧に答えてもなかなか納得しない。これは自明性の喪失を表していると考えられる。当たり前のことが当たり前でなくなり、世界全体が謎めいてくるという、統合失調症に特有の精神病理である。

統合失調症では、身の回りのあらゆることが不自然で不合理と感じる。心気症的な身体症状へのこだわりがみられることがあるが、これは一次的な病的体験(いわゆる幻覚、妄想)があって、その理由を本人が解釈しようとするなかで形を変え、身体化されたものと考えられる。社交不安のように「自分の顔や体型が変だ」と人前に出るのを嫌がることがあるが、社交不安障害のように他人と自分を比べているのではなく、自分を見る眼が歪んでいて自分だけおかしく見えることから生じている。


まとめ、その他

学生、研修医の諸君、「こだわり」=「強迫症状」ではないぞ。恰好つけて無理に専門用語使わんでよろしい。
「こだわり」という単語、文字にすればシンプルですが、その本質を見極めようとすると難しい。しかし精神科医の立場としては、正しい診断、適切な治療プロセスに至るためにも「こだわり」が何から生じているのか、どういう精神病理なのか、を追求し、見極めることが求められる。「こだわり」によって自身を保とうとする、こだわらざるを得ない、という背景まできちんと辿り着こう。場合によっては、こだわりを活かすことが正解になることも。

今回は一部の疾患のみpick upしましたが、同誌においては「強迫性障害」「身体症状症」「摂食障害」「認知症」「脳損傷」など、他の様々な疾患における「こだわり」についても解説されています。


以上。


【精神科医に告ぐ】~患者さんを傷つけていませんか?~

精神科治療学 第34巻08号 2019年8月
《今月の特集:精神科治療でこんなことをしていませんか?─医療慣習や“御法度”を再考─》

この雑誌、どの論文も凄く興味深い内容だった。複数回に分けて紹介していきたい。
で、今回取り上げるのは下記論文。


当事者・家族は,精神科医のどんな態度や言葉に傷ついているのでしょうか?
夏苅郁子 やきつべの径診療所@静岡県

Wikipediaより

夏苅郁子

北海道生まれ。父親の転勤で、幼少期から中学時代まで引っ越しが多かった。10歳のとき、母が統合失調症にかかる。家庭を顧みず収入を家に入れぬ父親とは疎遠であり、病んだ母親と二人の孤立した過酷な少女時代を送る。浜松医科大学医学部卒業後、同精神科助手、共立菊川病院、神経科浜松病院を経て、2000年やきつべの径診療所(静岡県焼津市)を開業。現在は焼津市在住で、精神科医である夫とともに診療所を営む傍ら、その母の介護経験を基とした統合失調症の理解・啓蒙のための運動に取り組み、2012年に「心病む母が遺してくれたもの~精神科医の回復への道のり」を上梓した。


患者さんから「好ましくない」と評価された項目…

・早く診療を切り上げようとする
・待ち時間が長い
・症状を言うたびに薬を増やされる
・急変時、対応策を教えてくれない
・記録に熱心なあまり顔を見てくれない
・暴れたら警察へ、と簡単に言われる


「医師に直してほしい言葉・態度」の例として…

・説明を求めるとキレる
・自分が一番偉いと思っている
・真面目過ぎるて、医師の方がうつになってしまった
・すべて患者側に失敗の原因があるように説明される
・話を遮られてしまう
・日によって気分にムラがあり患者にも伝わるレベル
・問題点に「それは難しいねえ」と答えるのみ
・早口
・ずっと涙をこらえているのに、全く気付いてもらえていない
・「一生治りません」と言われた
・今生きることで精一杯なのに「将来どうしたいか」と問わないで欲しい


逆に、「医師に言われて嬉しかったこと」の例として…

・「よく乗り越えましたね!」
・「あなたは心を開いて話をしてくれる、いい患者さんです」
・「一緒に頑張れるよう、良くなるイメージを持ちましょう」


まとめ、提言

医師が何気なく使っている言い回しや態度が、当事者・家族に悲観的な考え方をさせてしまうことがある。「生活の障害」「脳の異常」という言葉ではなく「生活の困難」「脳の変化」という言葉で伝える、などの配慮も大事です。「精神科医は時間的・人数的制約がありつつも、可能な限り専門性と思いやりのある診療をする」ことが求められています。小さな気遣い、声掛けの積み重ね、工夫を、怠ることのないよう心がけましょう。
なお筆者によると、最良の精神科医のイメージとしては、「薬の処方が適切で、人柄が良く、コミュニケーションが上手」と思われますが、では最悪の精神科医は?と家族会で問うたところ、その逆…ではなく、「薬の処方がずさんで、人柄が良く、コミュニケーションが上手」との答えがあったそうです。至極当たり前ですが、知識不足で診療にあたると、当事者・家族を最大に傷つけることとなります。
医者には、生涯にわたって研鑽を積む責任があるのです。


以上。

【精神療法】~音楽療法~


2020年(Vol.39)12月号 特集 癒しと精神科医療

音楽体験の治療的側面と精神科の音楽療法 馬場 存(駿河台大学心理学部) より

音楽療法の歴史

音楽が心を動かした!…ってエピソードを遡り過ぎると旧約聖書時代まで行ってしまうので省略。
精神科治療としての音楽の役割が注目され始めたのは、フランス革命期、ピネルさんの時代とのこと。

フィリップ・ピネル(Wikipedia)

Philippe Pinel:1745-1826。フランスの医学者、精神科医。心理学を深く研究し、ジャン=ジャック・ルソーや、当時の英国の心理学的精神科の臨床実績の影響を受けた。ピネルの医療は、「心的療法」(traitement moral)に代表される純粋に人道的な心理学的臨床を重んじる精神理学医療であった。
(・ω・)閉鎖病棟で鎖でつながれていた患者さん達を開放したことで有名です。専門医試験にも出るぞ。

この頃の精神科病院において、音楽を聴いた患者さんが「ずっと動かなかったのに起き上がり、元の状態に回復した」「不穏で騒いでいた患者さんが音楽に集中し、最終的に理性的な状態に戻った」などのエピソードが報告されている。

そして現代…

1950年、全米音楽療法協会が誕生。日本ではバイオミュージック学会(1986)、臨床音楽療法協会(1994)が連立し、全日本音楽療法連盟(1995)音楽療法士の認定が開始。2001年に日本音楽療法学会が結成され、現在に至っています。

どうして音楽で精神症状が治療できるのか?…についてはよくわかっていない。副交感神経が活発になるとか、コルチゾールが低下し免疫が活発になる、とか仮説はあるみたいだけど。でも様々な研究の結果、統合失調症やうつ病などに対して効果がある、ということは概ね証明されています。

音楽体験

当たり前だけど、興味も無いのに無理やり音楽聴かされても治療効果はありません。「音楽に我を忘れてのめりこむ」のが大事。心理学的な表現として「音楽と自分との区別が無くなり、意識が意識されない」という状態、それが音楽体験。歌ったり演奏したり、は「創造」にあたり、例えば芸術家が作品作りに没頭するような「創造的退行」の状態になる。
この没頭が鍵であります。没頭により自我境界が良い意味で曖昧になり、そこから現実に戻ったときに心が再統合される。演奏会に行って音楽を聴き、感動し、世界が以前と違って見え「前向きに生きよう」という気持ちになる。

別に精神療法に限った話でなく、誰にとっても音楽は素敵なものです。音楽を聴いて感動する、演奏に夢中になる、という体験は、きっと人生を豊かにしてくれます。そしてこれは人種・言葉を超えて通用する、人類の貴重な共有物なのであります。


※補足 学会の公式サイトをみてみよう!


日本音楽療法学会 公式サイト

音楽療法の紹介(pdf資料あり)

音楽には、人の生理的、心理的、社会的、認知的な状態に作用する力があります。音楽療法では、活動における音楽の持つ力と人とのかかわりを用いて、クライエントを多面的に支援していきます。言語を用いた治療法が難しいクライエントに対しても有効に活用できる方法です。

病院に限らず、高齢者施設、学校、在宅などでも可能です。

子供の発達支援、認知症の症状緩和、痛みの緩和、病気・事故のリハビリ、など様々な場面に。

音楽療法には、能動的な方法と、受動的な方法があります。また、グループでセッションをする場合と、個別で行う場合があります。

音楽療法士とは

現在、民間の資格です。医療、福祉、教育などの専門職であると同時に、「音楽の専門家」です。したがって、高度な音楽の知識や技術が必要です。
日本音楽療法学会においては、認定校での3年以上の教育が課せられます。社会人の場合、一定の条件を満たせば、学会の認定講座を受講後、筆記、面接試験をパスすることで資格を取得できます。

(・ω・)上記サイト内で、音楽療法士の紹介マンガも読めます。


まとめ

音楽療法の定義、役割などについて紹介いたしました。歴史ある精神療法の一種であり、専門の資格もあります。音楽は言語を超えて心を動かす力を持っている。たくさん聴こう、たくさん演奏してみよう。


おまけ ベートーベンについて

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(Wikipedia)1770-1827

詳細な解説はWikipedia参照。音楽に詳しくない人にとっては「名前だけ知ってる」程度かもしれないが、音楽の歴史を語る上では非常に偉大な人物なのである。モーツァルトやバッハなど「音楽の天才」、彼らが生み出した様々な名曲…がある中でも、ベートーベンは別格。「音楽の神様」と呼ばれる。

ベートーヴェン以前の音楽家は、宮廷や有力貴族に仕え、作品は公式・私的行事における機会音楽として作曲されたものがほとんどであった。ベートーヴェンはそうしたパトロンとの主従関係(およびそのための音楽)を拒否し、大衆に向けた作品を発表する音楽家の嚆矢となった。音楽家=芸術家であると公言した彼の態度表明、また一作一作が芸術作品として意味を持つ創作であったことは、音楽の歴史において重要な分岐点であり革命的とも言える出来事であった。

…ベートーベンが「音楽は貴族だけのものじゃない、全ての人々のものだ!」と音楽に対する価値観を大きく変えてくれた。現代、我々にとっては、音楽は誰にでも楽しめる身近な存在となっている。ベートーベンのお陰なのです。

ちなみに個性的エピソードも多い。
・服装に無頓着で、浮浪者に間違えられて通報された
・その割には綺麗好き、というか潔癖症だった
・堂々と自由主義者を名乗ってたので危険人物扱いされた
・気分の波が激しく、親切で無邪気なこともあれば冷酷で暴力的になることもあった
・コーヒーは必ず自ら豆を60粒数えて淹れた
など。


(・ω・)…芸術家って、凄い。(いろんな意味で)

以上。

【医局会】~教授からの挨拶と報告~

new_ikyokukai

※2021年1月5日 記事訂正
(やや過激な表現が含まれていたためマイルドな表現に書き直しました。ごめんなさい)

(`・ω・)「あけましておめでとうございます!」
(´-ω-)(`〇-〇)(´=ω=)(´・∀・)「「おめでとうございまーす」」
(`・ω・)「僕からは大した報告無いんで、皆さんお先にどうぞー」


各々、連絡など

(´-ω-)「4月以降の外来、異動となる先生の引継ぎなど、準備を進めていきましょう」
(`〇-〇)「厚生労働省から幾つか調査というか、アンケートみたいなのが来てます。ご協力お願いします」
(´=ω=)「外来の曜日が変更になったので、院外への出向についても、曜日を見直していきますー」
(^0^)「新型コロナ、院内の対策が更新されました!皆さん院内メール確認お願いします」


教授、ご健在。

(`・ω・)「僕からは、大した報告ではありませんが」
(`・ω・)「…冬山は大変でした。」

(´-ω-)(`〇-〇)(´=ω=)(´・∀・)「??!」

(`・ω・)「順を追って解説します!」

・新型コロナ対策のため、感染流行地域内での外出は不可。
・当然、初詣すら行けない。三密を避けての範囲に限られる。
・そうだ、九重山に行こう。

(`・ω・)「感染流行地域外の大分に自家用車で行き、公共交通機関は使わず、なので問題は無いです。一応」
(`・ω・)「僕以外、ぜんぜん人居なかったもんね」

2021.01.04_01

(`・ω・)「ここに泊まりました。勿論、会食なんぞ出来ません。ただ泊まっただけ」
(・ω・)冬の山、雪景色!
(`・ω・)「雪が降り積もった後の山を登ると気持ち良いんですよ!」
(`・ω・)「…ですが見ての通り、目的地であった山には不穏な雲…」
(`・ω・)「天候が悪化したため、諦めて下山することにしました。」

2021.01.04_02

(`・ω・)「これ下山中の写真です」
(・ω・)うわぁぁ前が見えない!こわい
(`・ω・)「これでも、ようやく写真撮る余裕が出来た状況だったんですよ!」
(`・ω・)「登山靴も壊れました!」

2021.01.04_03

(`・ω・)「テープ貼って応急処置して、何とか帰って来ることができました」
(`・ω・)「雪つぶてが眼鏡に当たり、大変でした。いやー九重だけに、苦渋でしたねぇ!(笑)」
(・ω・)無事でよかった


冬の登山は難易度が極めて高いので、初心者は避けましょう。

(´=ω=)「立石山がオススメだよー」

以上。

【書籍紹介】~誤作動する脳~


医学書院 誤作動する脳 樋口 直美
ISBN:978-4-260-04206-2

Naomi Higuchi Official web site

樋口 直美
プロフィール
2013年に50歳でレビー小体型認知症と診断された。41歳でうつ病と誤って診断され、治療で悪化していた6年間があった。多様な脳機能障害の他、幻覚、嗅覚障害、自律神経症状などもあるが思考力は保たれ、主に執筆活動を続けている。2015年『私の脳で起こったこと』をブックマン社から上梓。日本医学ジャーナリスト協会賞 書籍部門 優秀賞受賞。


レビー小体型認知症と診断された樋口氏の実体験が書かれた本。幻視、幻臭、幻聴をはじめ、感覚、認識、記憶の変化という、経験した人にしか分からないことが具体的、詳細に描写されています。我々は普段全く意識していない、当たり前のように感じていること、行動していること、それらが如何に脳の複雑な機能に支えられているか。その脳が「誤作動」を生じたとき、何が起こるのか。

当たり前が当たり前でなくなってしまう恐怖、家族に心配をかけたくない、異常者と見られてしまう不安。樋口さんの言う通り、精神疾患に対する社会的な理解は広がりつつあるとは言え、病気についての情報が、患者の家族、介護者の視点に偏っている…というのは鋭い指摘と思います。

こうした変化も脳の誤作動として受け入れ、苦手となったところは工夫して補えば良い、と捉えて前向きに生活していく。少子高齢化社会において、今後まさに「自分の脳機能が変化したとき、どうすれば良いのか」という考え方が求められると思います。家族、支援者、治療者ではなく、病気になった当事者である樋口さん自身から語られる内容だからこそ、とても説得力があります。


注意点としては、樋口さんも「最初うつ病と誤診された」「典型的ではないと言われた」と記しているように、典型的なレビー小体型認知症とも言えない可能性がある。認知症とはこんな病気なのか…という捉え方で読むよりも、様々な精神疾患・高次脳機能障害全般で起こり得ること、と捉えて読んだ方が良いかもしれない。なので個人的には「認知症患者の本」という形で紹介したくない。「誰にでも起こり得ること」が書かれた本、だと思っています。

医療従事者である私自身も、いつかは日常が変化し、それまでの生活が立ち行かなくなる日が来るだろう。その時、自身の変化を自覚できるだろうか。脳の誤作動として変化を受容できるだろうか。分からない。けれど、それを体験し発信してくれた樋口さんの本を読むことで、少し自信をわけて貰えた気がする。


以上。

管理人も年明け、コジマも年明け

あけましておめでとうございます…といっても、これを書いているのは12月29日ですが(爆)


12月28日の月曜をもって大学は年末年始体制に入りましたが、月曜先乗り当直からの火曜外勤の私は、29日は通常通り仕事でした。公立病院だとだいたい28日で終わりますが、民間病院だと29日や30日までやるところも多いんですね。

さらにくじ引きで年末年始のどこか(具体的な日にちは言いませんが)の大学当直に当たり!?ました。

今年はただでさえ12月28日、1月4日が月曜という、年末年始休みの観点からすると最悪の曜日配列なのに、29日が通常通り仕事、さらにどこかで大学当直があるので、休みはますます減る。

それなら割り切って、年末年始はいろんな意味での自己研鑽に専念することにしました。冬休みはまたどこかで取れますからね。

そういう事情があって、28日の医局会終了後に仕事納めの一本締めをやった時も、私は今一つ仕事納めという気にならなかったですね。だって今から外勤先の当直に行くんだもの…(苦笑)


さて、去年の年始はこのタイミングで病棟主治医からリエゾンに回ったので、仕事の内容が大きく変わるという緊張感がありましたが、今年はそれがありません。

本当は年度後半の10~12月、1~3月のどちらかでリエゾンに回る予定でしたが、rTMSの病棟主治医は私で固定する必要があるという事情があり、皆に相談した結果今年度はリエゾンには入らないことになりました。

本来の私の期間も含めて6ヶ月間リエゾンをやってくれるN先生に感謝。rTMSの操作にさらに習熟していくことが恩返しだと思っています。


新型コロナの影響で、本来年に2回行われるはずの日本精神神経学会主催のrTMS講習会も、昨年1月を最後に行われていません。本来今月に行われるはずの講習会も、中止と公式には発表されてないですが、年末の時点で何も発表されてないということは、ないということでしょう。

当分は私とT先生が中心になってrTMSを行わないといけません。そういう意味でも操作に習熟しないと。


ところで、来年度の人事については12月16日に医局員には言われたようですが、私はその日は年休でいませんでした(部屋のワックスがけもあったようでご迷惑おかけしました…)。

しかし私に関しては、かなり前の段階で内密に言われていました。12月16日を境に、医局員の間では堂々と言えるようになりましたが、私がこうなることはだいたい予想は出来ていたみたいです。適当にごまかしてましたけどね(笑)


正式に来年度の人事について外部に言えるのはもう少し先になるようですが、今年もよろしくお願いします。

【まとめ】~12月の日記振り返り~

あけましておめでとうございます。
正月だけど特にネタは無い。平常通り先月のまとめ。


医学 17/31 54.8(%)

【院内研修】~医療用ガス、感染症~【医療安全】 2020.12.02
【精神医学】~アルコール使用障害~ 2020.12.03
【精神医学】~パーソナリティ障害~ 2020.12.04
【雑誌紹介】~精神疾患を描いた漫画~ 2020.12.06
【抄読会】睡眠は7時間で【医局会】感染対策 2020.12.07
【精神医学】~適応障害~ 2020.12.08
【雑誌紹介】~うつ病、認知症と神経炎症~ 2020.12.09
【精神医学】~電気けいれん療法~ 2020.12.10
【雑誌紹介】~”怒り”への対応~ 2020.12.11
【精神療法】~支持的精神療法入門~ 2020.12.15
【精神医学】~アルコール使用障害の薬物療法~ 2020.12.17
【精神医学】~抗精神病薬、クロザピンとは~ 2020.12.18
【精神療法】~森田療法(入院編)~ 2020.12.21
【精神療法】~森田療法(外来編・理論)~ 2020.12.22
【精神医学】~精神保健指定医~ 2020.12.23
【感染症】~梅毒による精神症状~ 2020.12.24
【精神症候学】~妄想の種類まとめ~ 2020.12.29


雑記

【まとめ】~11月の日記、振り返り~【と宇宙ネタ】 2020.12.01
【音楽…?】~常識に囚われない楽曲~ 2020.12.05
【医局日誌の歴史】~2013年4月(開設)から2020年3月まで~ 2020.12.12
【生活雑学】~掃除のための心構え~ 2020.12.13
【医局会】~体温計~【と雑談】~1秒の定義~ 2020.12.14
【医局雑記】~ワックスがけ、人事異動~【雑談】 2020.12.16
【医局雑談集】~幸せの閾値~ 2020.12.25
【生活雑学】~冬用タイヤに交換しよう!~ 2020.12.27
【医局会】~仕事納めの一本締め~ 2020.12.28
【雑学】~気球とは。~ 2020.12.30
【教養】~神社参拝のマナー~ 2020.12.31


前管理人

コロナ雑感 2020.12.19
近況というか、グチというか、総括というか。 2020.12.26


教授の音楽療法

【教授の音楽療法】~人生の応援歌3~ 2020.12.20


反省

「医局のホームページなんだから、ちゃんと医学的な内容の記事を書こう!」と、こまめに勉強して投稿する習慣が身に付き、今月も目標である50%は突破。…しかし、他のサイトから内容抜粋コピペするだけになりがち、でもあった。最近なるべく自身の臨床経験、考察も併記するよう心がけております。

(´=ω=)「君の次の担当の人が困らないよう、程々にー」
(・ω・)わかりました(更に気合入れていきます)

web管理人としての担当期間、あと3ヶ月。思いっきりハードル上げて、潜りやすくしておこう。
以上。


※以下、まとめ系まとめ

【まとめ】~2020年上半期記事~ 2020.10.01
【まとめ】10月の日記、振り返り 2020.11.01
【まとめ】~11月の日記、振り返り~【と宇宙ネタ】 2020.12.01

【教授の音楽療法シリーズ】
【教授の音楽療法】第1回 ~深紫伝説、湖上の煙~
2020.06.18
【教授の音楽療法】第2回 ~Rocket Man~ 2020.06.19
【教授の音楽療法】第3回 ~POLICE~ 2020.07.07
【教授の音楽療法】第4回 ~生まれは”猫年”~ 2020.07.16
【教授の音楽療法】第5回 ~イパネマの娘~ 2020.07.23
【教授の音楽療法】第6回 ~二人のロックレジェンドに愛された女~ 2020.08.06
【教授の音楽療法】第7回 ~(続)二人のロックレジェンドに愛された女~ 2020.08.18
【教授の音楽療法】第8回 ~ダメ、ゼッタイ!~ 2020.08.25
【教授の音楽療法】第9回 ~天は二物を与えることもある~ 2020.09.01
【教授の音楽療法】第10回 ~今度は真面目に映画音楽紹介?~ 2020.09.03
【教授の音楽療法】第11回 ~白日夢 daydream~ 2020.09.15
【教授の音楽療法】第12回 ~Torch Songs~ 2020.09.29
【教授の音楽療法】第13回 ~巨星墜つ!!~ 2020.10.08
【教授の音楽療法】第14回 ~相関研究と経時的研究~ 2020.10.15
【教授の音楽療法】第15回 ~お洒落な感じと言えば、、~ 2020.10.29
【教授の音楽療法】第16回 ~人生の応援歌1~ 2020.11.17
【教授の音楽療法】第17回 ~人生の応援歌2、邦楽編~ 2020.11.29
【教授の音楽療法】第18回 ~人生の応援歌3~ 2020.12.20