医局日記

(短期集中企画②)真夏のもみの木森林公園マラソン

3月のさが桜マラソンに続いては、8月に広島県の廿日市市で行われた「真夏のもみの木森林公園マラソン」に参加したときの日記です。

もともと今年は9月29日のベルリンマラソンが最大の目標でした。その前に一度長距離のレースに出ておきたいとは思っていました。

しかし想像つくと思いますが、夏はマラソンには不向きの季節です。

今年カタールで行われた世界陸上のマラソンであまりの暑さで棄権が続出したことが、来年のオリンピックのマラソン会場が札幌に変更された原因になりましたが、実際に8月に長距離の大会はほとんどありません。

そんな中で、比較的九州から近くて、長距離を走れるこのマラソンを私の知り合いが見つけてくれ、何人かで参加することになりました。私にとってはこれが九州外で初めてのレースです。

レースは標高900m~1000mくらいの、前半はほぼ上り、後半はほぼ下りの、1周6.15㎞のコースを5周するというものです(他に1周、2周、3周のレースもあり)。嬉野にいた頃は嬉野自体が山がちの地形なのでアップダウンの練習は簡単にできましたが、佐賀市、特に私が住む地域は見事なまでの平野です。

しばらくアップダウンの練習が出来ていない状態で、30㎞のコースを完走できるかという不安はありました。しかも今年から制限時間が6時間から5時間になっています。

実際のレースでは2周目までは何とか走れていましたが、3周目から上りはほぼ歩いていました。4周目が終わった時点でどうも私が5周のレースの参加者の中では最下位らしいということに気付きました(苦笑)

ただ制限時間はあと1時間15分くらいあったし、なんとか5分残しくらいで完走できるかなと思って、5周目に入ってきました。

上りは当然(?)歩いてましたが、下りに入ると、原チャで見回りをしていた運営の人が10分以上付き添ってくれ、それに勇気をもらってむしろ4周目より速いペースになり、最後は制限時間10分前にゴールできました。

さが桜とこのレースで、「スピードはないが、最後には完走できるだけの粘り強さがある」との自己評価が確立しました(爆)実際、私はこれまで参加したレースでまだ棄権・失格になったことはありません。

次回は今年の最大の目標だった、ベルリンマラソンについて書きます。あ、「棄権・失格になったことがない」と書くと完走したんだなと分かっちゃうか(笑)



(短期集中企画①)2019さが桜マラソン

管理人である私、小嶋が普段思うことを書こうと思って「コジマのつぶやき」というカテゴリーを作りましたが、これが1年半ぶりの投稿です。

前回は「マラソンを始めました」という内容だったので、何回かに分けて今年走ったレースのことを書いていこうと思います。

今回は今年3月に行われたさが桜マラソンについて。

私は去年もこの大会に参加して完走(もちろんフルです)していますが、今年はロクに練習できず、完走できる自信もなく、棄権しようかとまで考えていました。

しかし、病棟の看護師が「走りたかったけど申し込みが出来なかった」(注:さが桜マラソンは先着順なので、エントリーが始まると申し込みが殺到してサーバーに入れなくなり、そうこうするうちに定員に達したのでエントリーが出来なかった、という人が毎年続出しています)と言っていたので。これは走れるだけ走ってみないと申し訳ないなと。

そう思って本番に臨みました。

前半はわりといい感じに走れましたが、練習不足がたたって後半は半分以上歩く羽目に。

マラソンは全体で6時間半の制限時間がありますが、途中に9ヵ所関門があって、制限時間内に通過しないとそこでで失格になってしまいます。

第5関門までは制限時間まで30分くらい余裕がありましたが、そこからはどんどん貯金を使っていき、第8関門の時点で制限時間まであと6分に。

第9関門まであと2㎞位のところで6時間半のペースランナーにも一度抜かれてしまいました。

第9関門はゴールまであと1.5㎞くらいのところです。ここまで来たのにゴール目前で失格にはなりたくない。

そこで最後の力を振り絞り。ペースランナーを抜き返し、結局は第9関門を制限時間3分前に通過することが出来ました。

本当はゴールの時にガッツポーズをするべきですが、このレースでは第9関門を通過したときにポーズが出てしまいました(苦笑)そして最後は6時間26分でゴール。

我ながらよく完走できたよねと思います。

来年もさが桜には出ますが、来年はもう少し余裕でゴールできるように、今からトレーニングを少しずつやっているところです。

次回は今年8月、初めて九州以外のレースに出場したときのエピソードを書きます。



第115回日本精神神経学会@新潟(その2)

その1の続きです。


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学会の2日前に新潟県で地震がありましたが、新潟市内は特に変わりない様子で、学会も問題なく終了しました。


2020年(第116回)の日本精神神経学会は6月18日~20日、仙台市で行われます。

第115回日本精神神経学会@新潟(その1)

2019年6月20日から22日まで、新潟市の朱鷺メッセで、第115回日本精神神経学会が行われました。

当教室からは6名が発表を行いました。

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その2に続く。

rTMSのページを更新しました

うつ病に対するrTMS治療が今年6月から保険適応になったこともあり、最近当教室にも、rTMSについての問い合わせの電話が増えています。

詳細につきましては、「最新医療・研究」の項目からrTMSのページを見て頂きたいのですが、今回、rTMSのページについて一部の加筆・修正を行いました。

参考にしていただければと思います。

菊地先生より 後期研修の感想

2017年・2018年度に大学で2年間後期研修を行い、今年4月に異動になった菊地先生から、研修の感想が届きました!


「2年間大学病院で勤務し、現在は嬉野温泉病院に勤めています。

大学病院では身体合併症を含め、様々な患者さんと関わることが出来ました。

先生方からは優しく丁寧に指導していただき、精神科の奥深さを学びました。

他の診療科との合同カンファレンスや学会発表、黒川町の研究など、

興味の幅が広がるような経験をさせて頂きました。

プライベートで助けてもらうことも多くあり、とてもアットホームで楽しい医局です。


後期研修医3年目 菊地 潤」


嬉野温泉病院は、2017年度は私、2018年度は福地先生が常勤派遣で勤務し、大学とはまた違った経験をさせて頂いています。

菊地先生のますますの活躍を期待しています。


新年度の挨拶

2019年度になりましたね。というより「明けましておめでとうございます」かな(苦笑)

前回の日記から半年以上空いてしまいました。。。

管理人でございます。


今年度は関連病院のうち1つとの間で医師の入れ替わりがあっただけで、ほぼ前年度と同じメンバーになります。


私はと言えば、医局の中での仕事・役職、そして週1回の外勤先の病院、全く変化がありません。

これほど何も変わりがない年度替わりも久しぶりです。


ということで?今年度もホームページの管理人を務めることになりました。

今年度の目標はズバリ、最低1週間に1回は日記を書くこと。

医局のこと、個人的なこと、どんなこともよいので。


また、よろしくお願いします。

東日本大震災の復興支援

今日はもう1つ日記をアップします。今度は私のことです。

9月10日から13日まで、岩手県の震災復興支援事業に参加してきました。

この日記にも前に2回参加報告がされていて、それ以外にも定期的に当教室から参加しているのですが、今回私も初めて参加させていただきました。


※過去の参加報告はこちら

http://saga-psychiatry.kir.jp/2015/04/17/944/

http://saga-psychiatry.kir.jp/2013/05/01/324/


10日と13日は移動日なので、実質の活動は11・12日の2日間。

まず10日は岩手医科大学内にある岩手県こころのケアセンターに挨拶に行き、そこでオリエンテーションを受けます。

11・12日はこころのケアセンターから、実際の勤務地に派遣されて勤務となります。


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岩手医科大精神科名誉教授で、こころのケアセンター長をされている酒井明夫先生と私。


私の勤務先は太平洋岸にある大槌町というところでした。名前を聞いたことがある方も多いと思いますが、ここは町長を始め、町役場の職員の方が多く亡くなったとのことで、テレビにもよく取り上げられている自治体です。

元の町役場は津波で骨組みだけになってしまったので、これも津波で被害を受け、廃校になった旧大槌小学校の校舎を改装して、町役場としています。

そこの4階に設けられた相談コーナーで、相談に来られた方と面接するのが業務でした。

業務の合間に大槌町の各地を見学させていただき、旧町役場も見ました。


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保存するか解体するかで町を二分するような話し合いになりましたが、結局解体されることになり、この10月から解体が始まるそうです。


大槌町の中心部は津波でほぼ全ての建物が流されましたが、現在はこんな感じになっています。ちなみに写真を撮った日は9月11日で、ちょうど震災から7年半でした。


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元の高さから2メートルほどかさ上げしてから建物を作るそうです。手前はかさ上げ前、奥はかさ上げ後。


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テレビで見た震災直後の惨状からすると、かなり復興は進んだように見えます。しかし実際には工事をしているところも多かったですね。

実質2日間の勤務で、正直役に立てたという実感はないし、「こういう対応でよかったのかな…」と自問自答もしました。

しかし、テレビや写真ではなく、実際に現地に行き、現地の風景を見て、現地の人と話さなければ分からないことがあります。

それを言葉でうまく説明するのは難しいですが、それを少しでも感じられただけでも、貴重な経験になりました。


今回の経験を今後の診療に生かし、そしてぜひ、また大槌町を訪問できればと思っています。

日本生物学的精神医学会で発表してきました。

しばらく日記を更新するのをサボっていた間に、日記のネタが整理できていないプリントのように積もっているので(笑)、どんどん更新していきます!

去る9月6日から8日まで行われた第40回日本生物学的精神医学会で、当教室の立石が英語のシンポジウム発表、原口がポスター発表を行いました。

場所はこの前アップした日本精神神経学会と同じ、神戸です。

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立石先生は英語で発表するのが初めてとのことで、相当緊張したそうです。


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最近学位を取られた原口先生。教授と共に。

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神戸と言えば神戸牛。門司教授も写真を撮ってますね。

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さて、日記のアップもしないといけませんが、3年前のままになっている集合写真の更新とかもしないといけません。

あ、その前に10月下旬に発表するスライドを作らないと(爆)

第114回日本精神神経学会

ずいぶん久しぶりの投稿になりました。理由は仕事が忙しかったから…いやいや言い訳ですね。

基本的に自分に甘い私は「仕事が忙しい」という理由で最近ジムもさぼっていました。今年もまたマラソンに出るので、そろそろ頑張ります、とこの場で所信表明をします(笑)

さて、6月21日から23日まで、第114回日本精神神経学会学術総会が神戸で行われました。

当教室からは医師の立石、看護師の折橋が発表を行いました。


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夜は神戸の中華街で打ち上げです。

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今回の学会には今年入局し、現在他病院に出向中の先生と、研修医1年目の先生も来てくれました。

研修医の先生には将来の入局を期待しています、いや、マジで(笑)


来年の学術総会は2019年6月20日~22日、新潟で行われます。


最初「平成32年」と書こうとして気付いたんですが、来年の6月はもう平成ではないんですよね…。そんな私は昭和5●年生まれです(笑)