【育児、児童精神】~PCIT(親子相互交流療法)~
https://www.youtube.com/watch?v=c7ONxwTt6fU
Eテレ ウワサの保護者会 『”しつけ”どうしたらいいの?』2020.2.22 PCIT 無視のスキルコーチング
Parent Child Interaction Therapy ”親子相互交流療法”
親子の相互交流を深め、その質を高める、行動科学に基づいた心理療法です。
1970年代、米国でSheira Eyberg教授によって考案・開発され、現在も発展を続けています。
「言うことを聞かない」「乱暴」「落ち着かない」「ぐずぐすする」などの行動上の問題を有する子どもや、育児困難に悩む養育者に対して、効果が期待されます。近年では、問題行動という広い枠組みから、注意欠陥多動性障害(AD/HD)や自閉症スペクトラム障害(ASD)の子どもの養育をターゲットとした介入や、虐待を受けた子どもとその親との関係改善についても研究され、良好な結果が得られています。
PCITの対象者
こころや行動の問題を有する幼い子ども(最適年齢は2.5~7歳)と育児に悩む親(養育者)です。実親だけでなく、里親や祖父母なども含まれます。
ライブ・コーチング
親子でプレイセラピーを行い、セラピストが別室からマジックミラー越しにトランシーバーを使って親にスキルをライブコーチします。
(冒頭紹介したYouTubeで観たまんま。ユニークですね!)
前半セッションは、子ども指向相互交流:Child-Directed Interaction(CDI)。
子どものリードで遊びながら親子の良い関係を強化します。
・Doスキル…賞賛、真似、説明
・Don’tスキル…命令、質問、批判
後半セッションは、親指向相互交流:Parent-Directed Interaction(PDI)。
親のリードで遊びながら親子でしつけを学びます。
・良い命令、タイムアウトの手順など。家庭内から、公共の場へと。
まとめ
野上先生から、(`^ω^)「面白かったよ!みんなも是非、勉強しようよ!」と言われたので、早速まとめてみました。
ライブコーチングってのが面白いですね。テレワークとも相性良いかも?
PCITはエビデンスある有効なセラピーで、徐々に世界に普及しているようです。
…ですが、設備・時間・人手が必要なので、全ての施設で導入できているわけではない。
ひとまず、こうした取り組みがある、ということを知り、勉強することは必ず役に立つでしょう。
子育ても精神療法も、「褒めて伸ばす」が大事です!(・ω・)
以上。
参考資料
http://pcit-japan.com/custom.html
PCIT-Japan
若松町こころとひふのクリニック PCIT研修センター長 加茂登志子 @東京精神医学会 2019年3月2日