医局日記

【勉強会】~神経障害性疼痛~【学位発表】~医局長、緊張~

【勉強会】

本日のテーマは「神経障害性疼痛」。
痛みが原因となり”うつ病”を発症することがあるので、精神科としても関わりの深い疾患です。

4ステップ チームアプローチ

仙台ペインクリニック石巻分院院長 川井康嗣 先生(麻酔科)より提唱された手法とのこと。
(ネット上では資料が見つかりませんでした。第一三共株式会社さんから頂いたパンフレットをもとに解説していきます。)

Step.1 問診
・「痛み」を他者に正確に伝えるのは難しい。治療者として、患者さんの痛みの性状や辛さを十分に聴取しよう。
・痛みの部位、強さ、増悪要因、生活の変化など。
・問診においてはオウム返し、要約、沈黙を活用。安易な元気づけ、結論、否定は避ける。

Step.2 処方
・なるべく少ない数、使いやすい剤形、一包化、飲み忘れ防止、などの工夫を大事に。

Step.3 処方解説
・患者さんの意思を尊重した上で、処方の理由・必要性・計画について説明する。
・少量から開始し、徐々に増量
・最小の副作用で最大の効果を目指す
・長期間続く痛みの沈静、再発予防に向けての継続投与

Step.4 服薬支援
・服薬アドヒアランスを確認、把握していく。
・セルフマネジメント(自力での対応)力を高めることで、アドヒアランスも向上する。


こんな感じらしい。慢性疼痛の治療にあたる、ペインクリニックの先生方の粘り強さ、熱意は凄いと思います。我々もよく勉強していかねば。


【学位発表の予行演習】

(`・ω・)「さあ医局長くんの発表の日が近いぞ!」
(´=ω=)「発表の予行、始めまーす。皆さんアドバイスください!」

これから発表するテーマなので内容は載せられませんが、ひとまず雰囲気だけ…。

(`・v・)「このデータ、年齢調整されてます?」
(´=ω=)「ああ、してませんでした」
(`〇-〇)「関係ありませんが、文字サイズと段落のズレが気になりました」
(´-ω-)「多変量解析の結果も載せておいた方が良いかもしれませんね」
(`〇-〇)「あと日本語名と英語略語が混在しているのが気になります」
(`・ω・)「重回帰分析も!松島くん、後でやり方教えてあげて!」
(´=ω=)「ひぇぇ」
(`〇-〇)「それと気になる点が他にも」
(´=ω=)「」
(`・ω・)「ああっ、医局長くんが固まってしまった!」


学位発表の準備、大変そうです。医局長、お疲れ様です!