医局日記

当直と趣味

今回は7月22日の日記が元ネタです。

大学病院に限らず入院施設のある病院に務める医師につきものなのが「当直」です。うちの科は小規模なので、教授以外は全ての医師が当直を務めます。

通常は当直シフトを決める先生がシフトを作りますが、年末年始、GWなど、祝日の関係で休みが長くなる場合に限り、くじ引きを行います。なので、連休中に当直に入らない先生も出てきます。

ちなみに今年度、ここまで一番くじ運が悪いのは私だと思います。昨年の年末年始の9連休は見事に最終日を引き当てたので(この時はちょうど教授、准教授以外の医局員全員が1回ずつ当直をすることになっていました)、釣り合いが取れているとも言えますが(苦笑)

ただ、趣味が一人旅の私からすると、逆に世間での連休中は当直した方がいいと思うところもあります。理由は次の通り。

①混みやすい

年末年始、GW、お盆など、何日か休みが続く期間はどこも混みます。人混みがもともと苦手な私にとってはあまり好ましい環境ではありません。

②ホテル代が高い

ホテル代は日曜・休日<平日<金曜・休前日の順に値段が上がっていく傾向があります。連休中であればイベントも多いので、さらにホテル代が上がることもあります。

③食のレパートリー

これは特に年末年始とGWがそうなんですが、市場が休みになるので、居酒屋さんとかでメニューの種類が減ることがあります。「地元の料理を肴に地元の酒を飲む」ことが至福な私にとっては由々しき問題です。

特に③が大事かもしれません。私は一番好きな番組が


「吉田類の酒場放浪記」


ですので。大事なことなので文字を大きく赤くします。(笑)


というわけで?私は連休中にはむしろ出かけず、鉄道会社でいう閑散期などに、夏休みなどを取って出かけることが多いですね。もっとも最近はコロナの影響で出来にくいところはありますが…。


しかし出かけることが好きな人間の性として、地元の名所にはあまり行かず、遠くを求める傾向があると思います。私もまさにその通りで、下に日本本土の東西南北の端を書くんですが、

最東端:北海道根室市の納沙布岬

最西端:長崎県佐世保市の神崎鼻

最南端:鹿児島県大隅町の佐多岬

最北端:北海道稚内市の宗谷岬

このうち、納沙布岬と宗谷岬には行ったことがあるんですが、残りの2つは行ってません。九州に住む人間が、北海道の2カ所には行ってて九州の2カ所には行ってないという逆転現象が起きています(笑)

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特に私は幼少期の数年間ではありましたが佐世保に住んでいた時期があって、今でも佐世保は準地元みたいなものです。なのに今まで神崎鼻に1回も行ったことがないことに、ちょっと準地元民として申し訳なさを感じました(苦笑)


それにしても、こうして休み中に趣味を満喫できるのは、うちの科が休み中の代医・当直体制が整っていて、病院から電話がかかってくることがほぼないからです(個人間での相談のし合いはたまにありますが)。


オンとオフをしっかり切り替えられる。これはうちの科の大きな魅力だと思います。