医局日記

ここからが真のスタート

このたび5月11日付で、私は精神保健指定医の指定を受けました。一緒に大阪まで口頭試問を受けに行った現在他病院出向中のS先生も指定医に。


私は最短コースから2年遅れて指定医になりました。レポート提出に必要な症例が揃わずに1年遅れ、初めて指定医を申請した昨年はレポート落ちに。今思えば去年は落ちるべくして落ちたと思いますが。


特に今回指定医になれないと、旧制度から新制度への移行期間が終わってまた症例経験から…ということになりかねなかったので、本当に良かったです。


指定医になって改めて感じましたが、指定医にできて非指定医にできないことは多くあります。医療保護入院などの非自発的入院、身体的拘束や隔離の開始の判断、任意入院患者の開放処遇制限など。いずれも人権に深く関わることです。


これまで以上に自覚をもって精神科医療に取り組んでいきます。ここからが精神科医としての真のスタートだと思っています。