医局日記

第73回九州精神神経学会に参加しました。

10月4日に、第73回九州精神神経学会が行われ、当教室からは今年入局した3人の先生が発表しました。


web2021


この学会は元々昨年の10月に、第66回九州精神医療学会とセットで熊本市で行われる予定でしたが、例のアレの影響で今年12月に延期された後、今年の2月だったか3月だったかに中止となっていました。

前回日記で書いた日本精神神経学会は、2月の時点で本来6月開催予定だったのが延期になったことを考えると、9ヶ月前の時点で中止決定はずいぶん判断が早いなと個人的に思いました。

ただ私もそうでしたが、九州の大学に入局した精神科医にとって、学会発表のデビュー戦は九州精神神経学会、という人がかなりの割合を占めます。そして専門医を取るための条件の1つに、九州精神神経学会や日本精神神経学会といったある程度の規模の学会で1回は発表すること、というのがあります。

さすがに2年連続で発表の機会がないのは、特に去年入局した先生は大変です。そこで代替としてWEB限定での学会が開かれることになりました。名前も「第73回九州精神神経学会WEB大会」と通常とは異なります。

発表の仕方は日本精神神経学会とは大分違っていて、日精神はeポスターで提出、現地では音声なしのポスターを見るのみで、音声ありのポスターは後日改めて見る、という形式ですが、九精神はeポスターで音声付きのスライドを流した後(この時は発表者の先生は話しません)に質疑応答、発表者の先生は自分のセッションの時にはパソコンの前で待機という形式です。

この日は外来日なのに加えて正規のリエゾンチームが不在で、しかもリエゾン対応が重なり、3人の先生の発表の時間にあまり立ち会えなかったのが気の毒でしたが、3人ともお疲れさまでした。