医局日記

受験シーズン到来

今日からセンター試験から衣替えした共通テストですね。うちの大学は本学(本庄)と医学部(鍋島)と2カ所に分けて会場となります。全体に問題文が長くなるとか、リスニングの時間が長くなるとか聞いています。

私がセンターを受けたときにはまだリスニングはなかったので、実際にリスニングがどんなものかは分かりませんが、毎年のようにICプレーヤーの不具合がニュースになった、という印象があります。

静寂な環境を保ったり、外部との情報のやりとりを防ぐという目的で、当日は鍋島キャンパスは会場周辺が立ち入り禁止になります。病院は当直体制ですが勤務する人はいるので、ちゃんとその人が入れる道と駐車場は確保されてるわけですが。


さて、高校時代の成績は学年で下から一桁に入るレベルだった私は、医学部に入れるレベルの学力を付けるのに時間を要したので、センターは複数回受験しました(爆)

現役の時は8割を大きく切っていた総合点は最後には9割くらいになりましたが、現役から最後に受験した年までずっと安定して高得点だった科目が2つあります。


一つは数I・Aです。まあ国立医学部に入るのであれば数I・Aは満点に近い点数が求められるわけですが。

ではもう一つは何か?

英語?いや、英語が得意なら大学受験でこんなに苦労しなかったと思います(苦笑)

国語?いや、国語は最後の受験の年でも8割切るくらいに苦手にしていました(この年はセンター史上でも1、2を争うくらいに国語が難しかった年なので、8割を切ってもそれほど大きな問題にはなりませんでしたが)。

数Ⅱ・B?いや、現役の年に時間が足りなくなって盛大にやらかしました(爆)


答えは世界史です。


小さい頃からゲーマーだった私ですが、ロールプレイングゲームの他に、シミュレーションゲームをよくやっていました。特に光栄(その後コーエーに名前を変えたのを経て、現在はテクモと合併してコーエーテクノゲームス、という会社になってます)のゲームが好きで、


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とか(実際にプレーしたのはファミコン版でしたか)。


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とか。

「蒼き狼と白き牝鹿」はモンゴル帝国を中心とするゲームですが正直難しく、すぐに投げ出して続編はプレーしませんでしたが、「三國志」は続編まで含めて相当やりこんだ覚えがあります。

三國志は後漢王朝末期から、西晋王朝が中国を再統一するまでの三国時代を舞台としたゲームです。

こういったゲームをやりこんでいくことで、次第に私は歴史好きになっていったんだなと思っています。中国の歴史に冠する本や小説も相当読んだと思います。


そして受験科目の世界史は、日本が中国と古くから深いつながりがあったことがあるのでしょうが、世界史とは言っても2~3割は「中国史」です。なので中国の歴史を中心とした歴史好きだった私にはまさにうってつけの科目だった。

英単語を覚えるのは何回も書くなどして散々苦労した覚えがありますが、世界史の用語を覚えるのはあまり苦労しなかった覚えがあります。元々歴史好きで興味を持って授業受けたり勉強するわけだから、頭にも自然に入ってくるんですね。


ということで大学受験時代を通して、私は医学部志望なのに一番の得意科目が世界史というくらいで、センターでは一度も90点を切ったことがありませんでした。医学受験生は国語と地歴公民をどうまとめていくかがセンター試験の一つの重要ポイントなので、地歴公民で苦労しなかったのは相当助かりました。


私の中で「好きこそものの上手なれ」ということわざを、これほど表したエピソードはないと思います。


今年は新型コロナに感染しないということも考えないといけません。センター試験から共通テストに変わったことといい、受験生の皆さんは大変な1年になったと思いますが、本番で実力を発揮できるように頑張って欲しいと思います。