医局日記

【雑学ネタ】~速読術ならぬ多読術~

東洋経済ONLINE 「速読しないで多読する人」の超合理的なやり方 2020/02/20

・「本選び」から。
パッと見て、知りたいことが書かれているからじっくり読んだほうがいいな、すでに知っている内容だからサッと目を通すだけで十分だ、これは目を通す価値すらない……。そうやって「選ぶ力」が身に付けば大幅な時間短縮が実現できます。

・読む情報を絞り込む
あなたが手に入れたい知識、あるいは達成したい目標を決めて臨みましょう。注目するポイントは、表紙(カバー)、帯、目次、そして1つの章です。

・導入と結論
その本の概要や概論を知りたければ、「導入と結論」を読めば要点はつかめるからです。結論部分は、たいてい「しかし」や「つまり」などの接続詞の後に著者の伝えたいメッセージとして書かれている場合が多いです。
「全部頭に入れたい」というようなすばらしい本は、何回も熟読すべきなので、そもそも「速読」の対象外です。

・そもそも「読まなくて良い」のかも
基礎知識を十分に身に付けていると、「読むべき本はそんなにない」という事実にも気づきます。
ある程度読み慣れたジャンルの本を目的に応じて読む場合、精読するべき場所は1冊につき、7%から11%くらいしかないという研究データもあります。
本は、最初から最後まで読まなければいけないものだという思い込みを捨て、本には読むべきポイントと読み飛ばしてもいいパートがあると知ること。そして、その見分け方を身に付けることが大切なのです。


以下、補足。

・頭の中で「声に出して読む」はNG

文字を目で追いながら、頭の中で声に出して読むと、1分間に300字程度しか進まない。
「目で読む」を習得すると、1分間に1000字超、3倍のスピードになる。


全体像の把握が最優先

最初から一語一句、丁寧に読み進めるのはお勧めしない
まず、ザーッとページめくる。「どんな事が、どのあたりに書いてあるか」を把握する。
読んでいて分からなくなっても「この後で解説があるから進めよう」「いったん、前の章に戻ろう」と素早く判断できる。


読んだ人に教えてもらう

反則じゃないか!…と思うかもしれないが、実際これが一番効率が良い。
紹介された本を買って読む。既に読んだ人に要点を教えてもらう。これも立派な多読術。



(`・ω・)「この論文コピーして、みんなで読んでおいてね!」
…ウチ教授を観察していると、読むのが滅茶苦茶速く、かつ「論文探し」「本選び」が本当に上図と感じます。
読むのが速いから沢山の論文・本に目を通せるし、沢山目を通すから要点・トピックを拾いやすくなり更に読むのが速くなる。

よっしゃ私も読もう、読みまくろう!
以上。