【勉強会】~高尿酸血症~
健康診断で必ず目にする「尿酸値」。高尿酸血症は”痛風”などの病気の原因になる。
精神科と直接関係する疾患ではないものの、一般医学の知識として復習しておきましょう。
高尿酸血症の怖い合併症 より
同webサイトに、病態から治療、予防、生活習慣の改善、など詳しく分かりやすく(イラストが生々しい…)解説されています。
ガイドライン(2012年度の第2版まではweb上で無料で公開されています) より
このフローチャートは最新版のガイドラインでも同じ。
症状が無い(健康診断でたまたま見つかった)→尿酸値 8.0未満を目標に。
症状がある(痛風関節炎、痛風結節)→直ちに薬物治療開始!
ちなみに最新版のガイドラインでは「できれば尿酸値6.0を切るのが望ましい」と書かれているらしい。
病態
「産生過剰型」(尿酸が作られすぎる)
「排泄低下型」(腎臓から出ていかない)
大きく分けるとこの2種。ちなみに日本人では「排泄低下型」が多いらしい。
内科の先生は、この病態を見極めてお薬を処方しています。
生活指導
肉・魚を食い過ぎない。
お酒は控えめに。
しっかり水分を摂る。
程よく運動する。
…うん、普通。普通に健康的な生活が一番なのです。
まとめ
無症状でも、いきなり尿管結石で発症することがあるため恐ろしい、それが「高尿酸血症」。
腎臓がダメージ受けるレベルになると、透析治療が必要になる可能性もある。
ちなみに学生時代、同級生が発症したことがあるのですが、普段
(・∀・)イェーイ
って感じの明るく活発な彼、
(●皿●;;;;;;;)ギィィィェェェェ
って感じに鬼の形相で痛みに耐えていました。
男性の生涯罹患率は約15%。誰が発症してもおかしくない。やばい。
健康診断はきちんと受けましょう。少なくとも年に1回は血液検査、おすすめです。
以上。