幻のマラソン@長崎県
以前(6月6日)の日記で、長崎県で行われるフルマラソンは五島つばきマラソンだけと書きましたが、実は来年以降に延期になった長崎平和マラソンの前に、1回だけ本土でフルマラソンの大会が行われたことがあります。
平成23年11月にハウステンボスを中心に行われた「第1回長崎国際マラソン」という大会です。
当時のハウステンボスは倒産寸前の状況をH.I.Sが救って、さあこれから経営再建だ!という状況だったので、マラソンを開くのはハウステンボスのPRという目的もあったのでしょう。
しかし「第1回」大会は運営に不慣れなところが散見される傾向があることを差し引いても、運営に大いに問題があったようです。
具体的に言うと(RUNNETという私も愛用するサイトを参照)、
・前日の大雨で10㎞のコースが変更になったが、誘導員がコースを間違えて8.5㎞で終わった。おかげで世界記録が続出(!?)。フルマラソンでも誘導ミスがあり、5分近く足止めされたりコースを間違えて失格になった人がいたらしい
・フルマラソンは10㎞まで給水がなく、しかも最初の給水はコーラのみ
・ハウステンボス内の石畳が走りにくい
・発送ミスで、パンフレットに書かれてあった給食のカステラやうどんが出なかった
・ハウステンボスの雰囲気を壊さないために案内表示をなくす→おかげでスタート地点が分からなくなる人が続出した
など。
他にもいろいろと問題はあったようですが、ハウステンボス社長の
「結果的にハウステンボスの評判を落とすことになった」
とのセリフが決め手となり、「第2回」が行われることはありませんでした。まあ、マラソン大会の時もハウステンボスは通常営業だったので、ランナーと一般の観光客が衝突したりする可能性もありますからね。
それにしても10㎞走った後にコーラを飲まされる…これはきついな(苦笑)