宇宙ネタ その3 ずっと一緒に居る、大切な存在
月について語るよー。
参考文献、画像拝借元など:
http://spaceinfo.jaxa.jp/ja/moon.html
JAXA 宇宙情報センター 月
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%88
wikipedia 項目名:”月”、”月レーザー測距実験”、”月の大気” など。
https://www.miz.nao.ac.jp/rise/c/reading/about-tide
ちなみに読み方の LUNA はラテン語。 MOON は英語。
特徴:でかい。
でかい。衛星にしてはでか過ぎる。
太陽系には合計200個の衛星が存在するが、月は上位5番目の大きさ。トップクラスだ。
木星や土星という巨大な惑星が、巨大な衛星を従えているのは、まあ分かるが…
なぜ地球という小さな惑星に、こんな巨大な衛星が?
田舎の草野球チームに球速160km/hの天才投手が所属しているようなものだ。
地球と月の関係がどのようにして誕生したのか、諸説あるが未だ答えは不明。大きな謎である。
月の重力は地球の1/6。これは有名。わぁ小さい
…と感じたアナタ、たぶん違うぞ。衛星にしては重力が強過ぎる。
見ての通り、実は地球側も揺らされているレベル。共通重心はギリギリ、地球の内側だが…
もうちょっと地球が軽かったら、二重惑星(ガミラス星とイスカンダル星みたいな関係)になっていたぞ。
月の裏側は見えない
これは有名だと思う。自転と公転が同期しているためだ。
”潮汐(ちょうせき)固定”と呼ばれるこの現象自体は珍しいものではなく、他の衛星でも良く見られている。
アポロ「反射器を置いてきたぜ!」
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1102484.html
PC Watch 2018年1月23日 地球から月までの距離は384,403.9km。中国が計測に成功
この反射器の存在は、アポロ捏造論への反論としても良く挙げられるポイント。
アポロ計画で月面に置いてきた再帰反射器を使っての実験は、現在も行われている。
精度1mmらしい。すごい。
実験を通して、1年に3.8cmずつ地球から月が遠ざかっていること等が判明している。
実は大気がある
組成成分はアルゴン、ヘリウム、ナトリウム、カリウム等。
地球の大気密度の100兆分の1以下なので、まあ実質真空なんだけどね。
月の砂は危険!お外で遊ぶのは控えよう
http://edu.jaxa.jp/contents/other/himawari/pdf/2_moon.pdf
JAXA 宇宙教育センター 月面の環境 (レゴリスを中心に)
月の砂は”レゴリス”と呼ばれている。
この砂、意外と危険らしい。
地球上の土や砂は、雨風に晒されて柔らかくなっている。
ところが月の表面は、そうではない。何万年も前から、そのままだ。
月の砂は、ガラスを多く含む、磁気を持つ、ぎざぎざ・鋭利…
粒子が小さく、宇宙服や宇宙船の隙間に入り込んでくる。
人が吸い込むと健康被害を引き起こす。
恐ろしいことに、宇宙船のパーツを痛めて故障を引き起こすことがある。厄介だ。
将来、月旅行に行った際は、おとなしく基地内で過ごすことを勧める。
人類が生まれたときからずっと一緒の存在、月。
近くに居ると当たり前に感じてしまうから、その魅力に気づきにくいものだ。
以上。