医局日記

ドイツ出張記録

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「DFG-JSPS Symposium SHARED PATHWAYS IN CNS DISORDERS」というタイトルの日独共同学術シンポジウムに6月30日から7月2日まで参加しました。平成25年6月に京都で行われた世界生物学的 精神医学会で交流を深めた、九大の加藤隆弘先生とドイツのステファンゴールド先生ら、若手研究者の尽力で実現したものです。神経学と精神医学の境界領域が テーマで、私は「うつ病、認知症、メタボリック症候群の三者の関係」、溝口先生は「精神疾患におけるカルシウムチャンネル障害」をテーマに講演を行いまし た。講演会場はかつて、クレぺリンやアルツハイマーも在籍したルドウイッヒ・マクシミリアン大学(ミュンヘン大学)精神科内のアルツハイマーホールという ところで、多数のアルツハイマーゆかりの品が展示されていました。丁度、ドイツが 好調にワ ールドカップで勝ち進んでいる時で、ミュンヘンの町は大変盛り上がっていました。アルツハイマーゆかりの場所で、アルツハイマー病に関連する講演が出来て 、大変光栄でした。

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アルツハイマーの頭部像          クレペリンの胸像

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最初のアルツハイマー病症例写真(Auguste D)

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アルツハイマー自身の顕微鏡

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アルツハイマー